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二重まぶた 症例2 : 腫れぼったい一重の修正をきれいにしたかったのにひどく大きな眠たそうな二重にされてしまった (2007年8月20日 20:22)

腫れぼったい一重の修正をきれいにしたかったのにひどく大きな眠たそうな二重にされてしまった。(22才 女性)

【主訴】

私はぼったりしたひとえまぶたが暗いイメージでした。人から「にらまれている感じ」とよく言われていたので、浜崎亜由美のようなぱっちりした大きな目にあこがれていました。ネットで口コミで評判というクリニックに相談にいったところ、「あなたのまぶたは脂肪が多いのでそんなふうになるのです。目の裏側をちょっと切って脂肪を抜き、二重まぶた埋没法で少し大きめの二重をつくりましょう。」と言われました。
なるほどと思い、1週間後に手術を受けました。最初はすごく腫れて内出血の青たんができましたが2週間ほどで落ち着きました。しかし2ヶ月たった今もまぶたが半分しか開かない感じで、とても変な大きなふたえになってしまいました。ぽったりした感じはぜんぜん良くならないばかりか眠たそうな目つきになってしまいました。目を開けているものつらい感じです。手術をした医師のところに行っても「腫れているだけだからいずれはよくなりますよ。」とめんどうそうに言われるばかりです。本当に腫れているだけでいずれはぱっちりしたふたえになるのでしょうか?


【回答】

残念ですが、待ってみてもおそらくあまり改善はしないと思います。
手術をする前のあなたのまぶたの状態は典型的な蒙古民族の特徴をとらえていたのでしょう。あなたのまぶたがぽったりして見えたのは眼窩内脂肪ではなく、まぶたの皮下脂肪が多いことが原因だったと思われます。ですから、まぶたの裏側(結膜側)から眼窩内脂肪を切除しても目の上がへこむだけなのです。さらに「ぱっちりした目元」というのを大きなふたえまぶたをつくると勘違いしたのでしょう、ただでも眼瞼下垂ぎみのまぶたに大きな埋没法のふたえをつくれば、目は半分しか開かなくなる場合もあります。
そこでリカバリー法ですが、まず、二重まぶた切開法でちょうど良い程度のふたえ幅のまぶたをデザインします。けっして大きなふたえである必要はありません。眼窩内脂肪が足りないのなら若干脂肪移植を考えます。
次に瞼板前の組織(脂肪はわずかでほとんどが眼輪筋)を適量切除します。これを切除しすぎると癒着から眼瞼下垂様症状がでてしまします。次に必要に応じて挙筋(眼瞼挙筋:まぶたを挙げる主な筋肉)を短縮します。(正確には挙筋腱膜という膜を短縮するのです)もちろん二重まぶた埋没法の時に埋め込んだ糸はすべて抜糸します。切開をする際、必要最低限の皮膚を切除します。もし、目を大きく見せたかったら、内眼角形成(目頭切開)を同時におこなうのも一考かもしれません。目(まぶた)の美容形成はなかなか難しく単純ではありません。手術に際してはそれを引き受ける医師が解剖学や生理学からも十分説明してくれる医師を主治医に選びましょう。

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