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鼻 症例2 : だんご鼻矯正のため、鼻尖軟骨形成寄せという手術をしたところ鼻が上を向いてしまった  (2007年8月24日 20:28)

だんご鼻矯正のため、鼻尖軟骨形成寄せという手術をしたところ鼻が上をむいてしまった。しかも、だんご鼻はほとんど変化しなかった。(22才 女性)

【主訴】
だんご鼻がいやで某クリニックにカウンセリングにいきました。そこはあるサイトのランキングの高い所でした。そこで先生にだんご鼻をなおすには、プロテーゼを入れるかまたは鼻尖軟骨を寄せる手術が良いと言われました。プロテーゼを入れるのは気が進まなかったので、鼻尖軟骨寄せをすることにしました。手術は両方の鼻の孔の中を切り軟骨を剥がし左右の鼻翼軟骨を寄せるというものでした。手術は思ったよりすぐ終わりました。しばらくは腫れていたと思いますので様子をみていました。しかし、1ヶ月たってもだんご鼻はもとのままでした。この頃から以前より鼻の穴が目立つように感じてきました。よく観察してみても、やっぱり鼻が上を向いてきたと思います。とても気になってしかたがありません。なんとか修正できるでしょうか?

【回答】
よくものの本に鼻を尖らす手術法として左右の鼻翼軟骨の間の軟部組織を切除し、これを寄せる方法が記載されています。これは海外の白人の鼻の手術書に書かれていることを受け売りにしているものです。白人は鼻翼軟骨が日本人より発達し、むしろ鼻が下を向いています。ですから、鼻翼軟骨をしばり鼻がやや上を向いたほうが美しい鼻のプロファイル得られるのです。しかし、日本人では鼻翼軟骨がほとんど無くまたその形態から鼻翼軟骨を寄せると鼻が上を向いてしまい、いわゆるブタ鼻になってしまいす。
そこで日本人向けのこの手術では、耳介軟骨を採取しこれを鼻尖部に移植します。その際に鼻が尖りながら鼻の頭が若干下を向くように移植するわけです。あなたの場合も寄せた鼻翼軟骨の糸を外し、軟骨移植をすれば比較的簡単に修正ができると考えられます。ただし、安易な手術では変形がおこりうるため、十分知識の有る形成外科専門医に相談しましょう。

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