ドクターズブログ

乳房 症例2 : 豊胸術後乳頭の位置異常がでてしまった (2007年8月27日 20:30)

豊胸術後乳頭の位置異常がでてしまった。(28才 女性)

【主訴】
6ヶ月前に豊胸では評判の某クリニックで豊胸術をうけました。せっかく大きくするなら巨乳に近いくらい大きくなる事を夢みてしまいました。そこの先生は十分希望に添えるようにということで、大きめのプロテーゼを勧めてくれました。口コミでも大変評判がよかった先生だったので、すぐ手術をお願いしました。
手術は全身麻酔で2日入院しました。出血も多かったようで、一部オッパイの下を切って止血したそうです。しばらくは腫れていたのだと思います。たっぷりとした感じが巨乳系で良かったのですが、3ヶ月くらいするとオッパイ全体がしぼんでくるというより垂れた感じ、乳倫から下の方が長くなってた感じになりました。ふつうのオッパイは真ん中かむしろやや下に乳倫や乳首がついている感じなのですが今の私のものは、丸いオッパイの上の方にちょこんと乳倫が付いている感じなのです。とてもいやなのですがなんとか治せるでしょうか。

【回答】
これは失敗とか被害とかいうものではなさそうです。もともと乳房の大きさは乳倫から乳房下線(乳房と胸の皮膚との境界線)までの距離が基準になります。必要以上に大きなプロテーゼを入れれば、ここが間延びしてしまうわけですね。しかし、乳房が大きくなりたいとすれば、多少間延びしても大きめのプロテーゼをこのようにして入れるしかないでしょう。しかし、この状態がとてもいやになるとすればこれを縮めなくてはなりません。単純に小さなプロテーゼに入れ替えればますます、乳倫や乳頭がオッパイの丸みの中心から上へズレてしまいます。
この場合、乳房下線を上へずらさなくてはなりません。切開は乳房下線に3cmほど入れます。ここからプロテーゼを抜き、下方のカプセルを切除します。小さめの新しいコヒーシブシリコーンプロテーゼを挿入し、カプセル下縁を上方向に移動しながら縫い付けます。プロテーゼのとトップがバストのトップでありそこが乳頭になるように調節するわけです。
乳房下線の傷跡は1年程度でかなり目立たなくなります。この手術は同時にバストアップにもつながります

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