ドクターズブログ

2008年6月アーカイブ

鼻先の触り心地と鼻の形からまだプロテーゼが残っているのではないかと、どうしても気になってしょうがありません

【主訴】
10数年程前に、鼻にL型プロテーゼを入れる隆鼻術を美容外科で受けましたが、鼻先がどうも気になるので4年程前にプロテーゼを除去しました。
今でも、時々鼻先を触ってみますが、鼻先の触り心地と鼻の形からまだプロテーゼが残っているのではないかと、どうしても気になってしょうがありません。

鼻先のプロテーゼが残っているかどうかはどのように判断できますか。また、鼻先だけプロテーゼが残っているようなのですが、この場合残っている鼻プロテーゼを取っていただくことはできますでしょうか?

【回答】
プロテーゼ除去をする際、完全に切除されたか確認をしますのでまず、残存している可能性は少ないと思います。
どうしても気になるのなら、CTスキャニングをすれば判明します。触って違和感があるとしたら、それは瘢痕(傷跡)の硬さだと思います。時にプロテーゼによって変形した御自分の軟骨が触れる場合もあります。
もし、プロテーゼが残存しているとすればそれは切除できます。
もし、違和感が瘢痕であるとしたら4年も経過していることから自然に放置してこれ以上改善することは無いかも知れません。どうしても気になるようなら、瘢痕切除に耳介軟骨移植という複雑な美容外科の手術が必要な場合もあります。



酒井形成外科ホームページを拝見させていただきました。

脂肪注入のことについて詳しく書かれていたので、移植についてもお詳しいのかと思い、是非相談させてください。

【主訴】
個人の美容外科で、眼瞼下垂、皮膚切除を行なう二重の美容外科の手術を受けました。
左目を右目の開きに合わせるため、その医師の言われるまま両目の手術をしました。そのときに右目の脂肪が少ないということで右側は脂肪の移植をしました。
今、右目は脂肪のためと思われますが、でこぼこでラインもきたない状態です。
左目は、左目頭がかなり上部に癒着して、閉じて6mm、目を開けて5mmで目頭に向かって末広になっていびつな状態です。まゆげと皮膚のあいだもあまりない状態です。
美容整形の修正は非常に難しいと聞きます。
昨年の1ヶ月検診のときに、右目はもうすこし、ラインを上で切り、脂肪を追加しましょう。
左目は窪みに癒着してしまったので、癒着をはずし、そこに脂肪を入れて、もっと下で固定しなおしましょう。といわれました。
私は、その美容外科の先生のアドバイスがおかしいと感じるのは、手術からまだ1ヶ月なのにすぐに修正をしようとすることです。
(美容整形前は9mm開いていた目が、今は6mmしか開かず、開閉もしんどい状態)

最近、わかったのですが、修正は通常組織がおちつく3ヶ月以降にするということを聞きました。
しかし、この医師は急いで美容整形の再手術をしたがります
美容整形の再手術をあまりにもせかすので、手術日はこちらから連絡しますと言って帰ってきました。

注入ではなく、かたまりで、瞼に脂肪を移植をするということは一般的におこなわれているのでしょうか。
確かに少し窪んではいましたが、はたして本当に移植が必要だったのだろうか。また、どのような経過を辿るのでしょうか。
再手術の時は、脂肪は1〜2ヶ月で滑らかになるといっていました。
今、美容整形の再手術をしてくれる評判のよい美容外科を探しています。


【回答】
まず、手術した医師が「日本形成外科学会」専門医でいらしたのでしょうか?
もし、専門医でいらしたら、その医師の指導は概ね間違っていないと想像されます。医師の処置や診断はあくまで症状によってそれぞれ異なります。
わたしは、あなたの症状を拝見せず意見を述べるわけですので、あくまで一般論として御理解下さい。

まず、脂肪注入でなく脂肪移植ということの是非ですが、切開二重の手術に伴う事柄でしたら、十分あり得ることと考えます。脂肪注入は注射により脂肪を注入する手段ですから、あくまで単独手術で行われるものです。切開重瞼の場合は術野がオープンなわけですから、その場所に脂肪が置けますよね。ただし、私でしたら、切除した脂肪より、吸引した脂肪を移植するという技法で行うと思います。他の場所から脂肪を採取すると余計な傷跡が残るからです。  
しかし、真皮脂肪移植といわれれば他所から切除してそれをもってくるでしょう。しかし、上まぶたへの真皮脂肪は硬くなるという事実から、あまり推薦できる方法ではないような気はします。

術後1ヶ月で再手術をするか否か、ですが、これは難しい問題です。たしかに一般的には十分落ち着く3〜6ヶ月は様子をみると思いますが、こと目については機能の問題(視力)がありますので、あまり障害が強い場合、傷跡が落ち着くなど悠長な事を言っておられず、早めの処置で機能回復を優先する場合があります。
経過の事ですが、私は切開二重手術で組織同時移植はあまりおこなわず、回りの組織の移動や挙筋短縮手術で十分効果を出しえると考えています。ですから、術後1ヶ月くらいで、たいていはかなり美しい状態になります。この手の手術でリカバリーに悩む事はここ10年くいらいありませんでした。
再手術を急いでいるという状態からも、ややトラブった感は受けますが、他の形成外科学会の専門医をお尋ねになりセコンドオピニオンをもらう事をお勧めします。



4回の埋没法で満足できず、今回は切開法の二重手術にトライアルした 
 いのですが・・・。

【主訴】
私は今まで4回二重まぶたの埋没法を行ないました。最後に美容外科の手術をしたのは、今年の春です。その時は、埋没法と脱脂を行ないました。私が思っていたよりも二重まぶたの幅がせまくなってしまいましたので今は、埋没法ではなく小切開を考えています。そこで不安なのは、二重まぶた埋没法との二重の出来上がりの違い、術後の腫れは、どのくらい続くのか、二重の幅は時間が経つにつれて戻らないのかが心配です。そして一番悩んでいるのは病院です。東京で受けようと思っているんですが東京の中だけでも、たくさんの病院があります。小切開をしてもらう上でどこの美容外科病院が評判が良いんでしょうか?ぜひ、回答を宜しくお願いします。

 
【回答】
 切開法は埋没法より完成度が高い二重まぶたの手術法です。通常の切開法は小切開法よりさらに完成度が高くなります。たとえば、加齢によりまぶたの皮膚が垂れ下がってきたような症状が有る場合、厚ぼったく脂肪の多いまぶたの方がすっきりした二重を希望するような場合では、埋没法では限界があり思ったような仕上がりは期待できない事があります。皮膚の余っている場合は小切開では皮膚が切り取れません。したがって通常の切開法のほうがより良い結果をだせるわけです。まぶたの脂肪が多い場合は小切開で有る程度脂肪を除去したり、皮下組織(瞼板前組織)を除去できますが、そのため皮膚が弛んでしまったような場合の矯正は不可能になります。さらに言うなら、厚ぼったいまぶたの場合眼窩内脂肪を取ってもかえって変形することが多く、そのような症例では瞼板前結合組織の切除が良い結果を生み出します。もう一つ一般の切開法が優れているのは、挙筋腱膜を若干短縮したり矯正することが出来る事です。これによってぱっちりした二重にしたり、加齢による眠たい目を修正できます。そこで、埋没でうまくふたえが表現できない場合、次に考えるのは一般切開法です。小切開に比べ術後の腫れも変らないばかりか、傷跡もむしろ自然です。余った皮膚をうまく処置できるため二重の出来上がりも大変きれいに仕上がると考えています。では、なぜ、小切開法というのがあるのか? おそらく、感覚の問題でしょう。我々医師は経験から小切開も一般切開も、術後の経過や痛みなどが変らない事を知っていますが、一般の患者さんは、字配りや音のひびきから小切開は一般切開より簡単で腫れや痛みが少ないという感覚を持っているためと考えます。 切開でもたしかにふたえの巾が徐々に浅くなる皮膚質の方はいらっしゃいます。
 どこの病院が評判が良いかは大変難しいと思いますが、できたら、日本形成外科学会専門医で美容外科を中心に診療を行なっている医師を探しましょう。
 特に医療機関のホームページで医師の履歴がきちんとしている所がお勧めと思いますも。



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