ドクターズブログ

「まつエク」よりも「グラッシュビスタ」 (2015年8月 9日 15:36)

先日、国民生活センターより「まつ毛エクステンションの危害」に関する報告書が発表されましたが、その割合には驚きました。

exte_houdou.pngなんと、4人に1人が「目の痛み」や「痒み」「まぶたの腫れ」といった眼の周辺の健康被害を経験したことがあったというのです!

zu10_matsueku.png原因の多くはエクステをくっ付けるための「接着剤」成分で、施術中に目に入ったり、成分に対するアレルギーが原因であったとのことです。

酒井形成外科にも眼瞼に皮膚炎を起こして腫れてしまった方が、何人か診察にいらしたことがありましたが、眼科などの重症例では角膜障害などの眼障害を起こすケースもあったとのこと。

長い年月つけていて、まつ毛が短くなる方も多く、安易な気持ちでの「まつエク」は気を付けた方が良いのかもしれません。

個人的には自分のまつ毛を伸ばす、

「ビマトプロスト(pfostaglandinF2α誘導体)」

の方が自然だし、安全で副作用もなく、圧倒的に良いと思います。

「ビマトプロスト??」って感じですが、これはもともと緑内障のお薬です(現在も使われております)。

その副作用としてまつ毛が伸びることがわかり、2008年に米国FDAが「まつ毛を伸ばす薬」として正式に承認したのが始まりです。

(ルミガンと言えば知っている方も多いかと思います。)

2014年10月に日本でも厚生労働省が「グラッシュビスタ®として、医師の指示のもと睫毛貧毛症(ショウモウヒンモウショウ:簡単に言えばまつ毛が短め)の方に使用することができるようになり、酒井形成外科でも導入しております。

p_glashvista.png適正使用している限り、副作用ありませんが、適当に皮膚などに塗ってしまうと色素沈着を起こすことがあるので、1日1回まつ毛にだけ塗るのがコツです。

導入後8か月たちますが、多くの方にご満足頂いているようです。

こうした薬が入ると、人に勧める前に必ず自分でも使用してみるのがポリシーですが、今回は残念ながら私自身は使用しておりません。

というのも私・・・生まれつきまつ毛が長かったため、ソッチ系に見られるのがイヤで厨二時代(笑)は自分で切っていたほどでした。

でも、「まつエク」されている方には圧倒的におススメだと思いますよ。

酒井形成外科 副院長
苅部大輔

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