みなさんこんにちは
酒井形成外科の受付です(*´꒳`*)
だんだん暖かい日も増えてきましたが
紫外線対策などはしていますでしょうか。
今回は、紫外線に当たることにも関係のある
活性酸素についてお話をしたいと思います。
活性酸素と聞いて、なんとなく良くないものという印象はあると思います。
そもそも活性酸素は、私たちの呼吸に必要な酸素から発生する物質です。
身体の免疫機能を維持する一方、増えすぎると疲労や老化の原因になってしまうのです。
☆活性酸素とは
呼吸によって取り込んだ酸素の一部が通常より活性化した状態を活性酸素といいます。
取り込んだ酸素の数%は活性酸素になるといわれています。
この活性酸素は身体の働きを正常に保つうえでも不可欠な役割を担っています。
しかし活性酸素には強い酸化作用があります。
私たちには、この酸化作用から身体を守る酸化防止機能が備わっており
活性酸素によるダメージを抑制、修復が可能です。
ところが...
外部要因などの何らかの原因で活性酸素が多く産生され、防御機能とのバランスが崩れたり
強い酸化ストレスに身体がさらされて老化・疲労などが引き起こされてしまいます。
また、活性酸素が過剰になった結果、細胞障害を引き起こすとされています。
☆増える要因
1 太陽の紫外線
太陽光に含まれる紫外線には、活性酸素を生産する作用があるといわれています。
長時間紫外線を浴びると、活性酸素の発生量増加につながり
光老化やシミの原因になります。
2 喫煙、激しい運動
タバコの煙などでも活性酸素が発生し、血管内皮の組織障害や血栓の生成
脂質過酸化の原因につながるとされています。
過度な運動も、余分な活性酸素を発生させてしまい、健康被害をもたらす恐れがあるので
適度な運動を心がけると良いでしょう。
3 ダイオキシン
ダイオキシンの一種であるポリ塩化ビフェニルなどが体内に取り込まれ
人体に元々含まれている物質と結びつくことで、活性酸素が大量に発生します。
それによって酸化ストレスが生じ、細胞内のタンパク質やDNAが傷つき
健康被害をもたらすとみられています。
☆活性酸素が増えるとどうなる?
1 皮膚の老化
活性酸素が皮膚内の細胞を傷つけることでシミ・しわなどの老化現象が引き起こされます。
2 生活習慣病
活性酸素が過剰に発生すると、細胞に大きなダメージが加わり
その結果、糖尿病、脂質異常症などといった生活習慣病が引き起こされます。
3 脳神経疾患
過剰に産生された活性酸素は脳神経にも影響を与え
パーキンソン病、アルツハイマー型痴呆などを引き起こすとされています。
4 白内障
加齢によって発症するケースが多いが、それ以外のケースとして
活性酸素がリスクを上げていると考えられます。
☆活性酸素の発生や働きを抑制する成分
・βカロテン:活性酸素の発生を抑える働きがある
・リコピン:強力な抗酸化作用があり、過剰な活性酸素の産生が関わる生活習慣病などを
抑制する作用がある
・アスタアキサンチン:抗酸化作用により、酸化ストレスを軽減させる作用があるあるとされ
メタボリックシンドロームによる高血圧など
酸化ストレスが根底にある疾患への効果が見込まれる
・イソフラボン:ポリフェノールの一種。高い抗酸化力を持つ
・アントシアニン:イソフラボン同様、ポリフェノールの一種。優れた抗酸化作用がある。
☆活性酸素の発生や働きを抑制する生活習慣
・適度な運動:活性酸素の抑制に役立つ
・バランスの取れた食事をする
・睡眠をとる:抗酸化防御機構がはたらく
・紫外線をさける:紫外線には活性酸素を発生させる作用がある
活性酸素は免疫機能を担う一方で、身体の老化を促進し
生活習慣病などの重い病気を引き起こす可能性もあります。
常日頃から意識的に過剰発生させないための対策を講じることが不可欠です。
みなさんも上で説明したことに注意しながら
いつまでも健康で綺麗な姿を保ちましょう^^
酒井形成外科
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