「骨切り」とは
「骨切り」とは?
美容医療の世界で「骨切り」という名称がよく使われていますが、正式には顎顔面外科といわれ、その中に輪郭形成術・顔面骨骨切り術が含まれます。
顎顔面骨外科は、顔の土台となる骨格そのものへのアプローチを行います。そのため、顔貌の変化が非常に高く、患者さまの効果の実感が高い治療方法になります。一方で、体への負担が大きな手術となります。このために、知識・経験を多く積み、高度な技術を持つ専門医の医師にオペを行なっていただくことを強くお勧めします。
酒井形成外科は慶應義塾大学病院形成外科と医療提携を結んでいる医療機関であり、形成外科学会専門医はもちろん、日本頭蓋顎顔面外科専門医を持つ医師が手術を行います。正面のみならず、あらゆる方向から美しい外観になるように緻密なデザインのもと仕上げ、機能面においても満足いただけるよう整えます。
美容による骨切りの種類
酒井形成外科で行っている治療方法の代表例を記述いたします。
輪郭形成術
頬骨骨切り術
顔の横幅を小さくしたり、頬の張り出しを改善する術式です。
アプローチとして、口腔内の切開ともみあげの部位を小切開します。
頬骨の前方と後方を骨切りし、内方に頬骨弓を移動させ、顔面の横幅を狭めた後、チタンプレートで固定し、閉創します。左右差をなくすため、寄木細工のような骨切りと骨組み立てを行います。
下顎角・下顎縁形成術
エラの張りの改善や下顎縁の形態を整える術式です。
口腔内を切開し、下顎角から下顎下縁にかけて、下顎骨を骨切りして切除します。
ドレーンを挿入し、閉創します。エラそのものを完全に切除するのではなく、これを微妙に残しながら、より自然な形態を目指します。また、下顎骨骨体部をシェービングすることによる細っそりした輪郭の形成を心がけます。
オトガイ形成術
顎先の形態を整える術式です。
口腔内を切開し、下顎のオトガイ部分(顎先)を骨切りします。
顎先を短縮する場合は骨を一部切除します。オトガイの位置を変更する場合は中抜きという、骨切りした中間の骨を抜き、他の骨片を予定部位(前方など)に移動し、チタンプレートで固定し、閉創します。オトガイが小さく後退している場合は人工骨でこれを再建させることも行っています。人工骨の3Dカスタマイズは酒井形成外科の独自形成です。
上下顎骨切り術
咬合を含めて顔面形態に大きな変化をもたらす手術です。通常歯科矯正治療も必要となるため、術前プランニングから矯正歯科と連携します。
上顎ルフォー1型骨切り術
口腔内を切開で行います。上顎骨を骨切りして自由に動かせる状態にします。ガミースマイル、長顔の場合など、上顎短縮が必要な場合は骨を一部切除します。プランに合わせ前方や後方などに移動し、チタンプレートで固定します。出っ歯や口ボコという口元の変形の修正には必須の手術法となります。酒井形成外科では矯正歯科専門医との共同計画にて噛み合わせにも細心の注意を払います。
下顎枝矢状分割骨切り術(SSRO)
口腔内を切開し、下顎骨の厚みを2つに分割するような骨切りをして自由に動かせる状態にします。術前プランニングに合わせ前方や後方などに移動します。チタンプレートで固定します。ドレーンを挿入後、閉創し手術を終了します。術後はゴムによる顎間固定を行ってもらいます。ゴムですので術後、口を開けることは可能です。この手術では咬合がピッタリ合わなくてはなりません。矯正歯科専門医との共同計画が大切な指針となります。
その他
他院修正
顎顔面手術は左右差や患者さまにとって望むデザインではなかった、などのトラブルの声が少なからずございます。酒井形成外科では骨切り手術の修正も行っておりますので、お悩みの方はご相談ください。
どのような方におすすめできる?
美しいフェイスライン・小顔を手に入れたいという方に推奨できる治療方法です。
特に「出っ歯」「エラが張っている」「顎が出ている」「頬骨がゴツゴツしている」「受け口が気になる」といったコンプレックス・お悩みを解消できる施術となります。骨切りは骨格そのものにアプローチするため永続的な効果が期待できるため、注入治療や超音波熱治療などではご満足できなかった方にもお勧めします。
ただし、繰り返しになりますが、大きな効果が期待できる分、リスク管理が非常に大切なこととなりますので、十分な経験を積んだ専門医、設備の整った医療機関でお受けになりますよう細心の注意をお払いください。
その他詳細は、酒井形成外科HPよりご確認ください。
https://www.sakai-keisei.gr.jp/ope/ago/
酒井形成外科の治療の流れ
カウンセリング(約30分)
ご来院いただき、専門医がカウンセリングを行います。患者さまのご希望を伺い、全体のバランス・機能面などを考慮して最適な治療方法をご提案します。 提案内容にご納得いただけましたら、施術と概算の費用の説明を行います。もちろん、その場で決断はせず、持ち帰って自宅で検討いただいても大丈夫です。
CT検査
提携している医療機関(池袋駅)にてCT検査をしていただきます。予約枠が空いていれば、初回カウンセリング当日にも検査は可能です。
2ndカウンセリング
CT撮影から最短で1週間後に撮影した画像を専門医が読影し、具体的なデザインと詳細な見積もりをお出しします。また、血液検査や入院時の説明もこの時に行います。
オペ実施
担当医が最終確認を行ったあと、麻酔科医管理のもとで全身麻酔が行われ、手術が実施されます。手術の種類により異なりますが、施術時間は1~2時間で完了いたします。
オペ後は術後管理のため、酒井形成外科にて1泊2日の入院をしていただきます。24時間体制で医療従事者が付き添いますのでご安心ください。
退院・術直後の経過
術後翌日から食事・シャワー浴・洗髪・洗顔が可能です。2~4週間程度休めば顔の腫れがある程度収まり、仕事などに復帰できる方が多いです。
アフターフォロー
酒井形成外科では患者さまの満足度を最高にするため、術後のアフターフォローは3回行います。
行われるタイミングは術後2週間、術後1~2ヶ月、術後6ヶ月となります。この時にかかる費用は診察代金(1,650円税込)のみとなります。
ダウンタイム(回復期間)
ダウンタイムについては個人差がありますので平均的な事例を記載いたします。
- 術後翌日から洗顔・洗髪が可能です。
- 翌日からシャワー浴が可能です。短い入浴なら術後3~4日後から可能です。
- 術後1~2週間程度は大きな腫れがございます。
- 細かな腫れは2ヶ月〜6ヶ月程度で収まります。
- 手術翌日からの食事は可能です。柔らかいものなどお召し上がりいただけます。
リスク・有害事象について
- 術後に神経麻痺、発熱、頭痛、呼吸困難、術後痛、口内炎、血腫などを生じることがございます。
- 仕上がりにわずかな左右差が起こる場合がございます。
- 全身麻酔時に挿管することにより、喉に若干の痛みが生じる可能性がございます。
酒井形成外科の骨切り治療における体制
酒井形成外科は形成外科歴35年を超える酒井倫明 院長の指導下で、医師は常勤・非常勤に関わらず、全ての医師が形成外科専門医を取得しております。「骨切り」においては慶應義塾大学病院形成外科と医療提携を結んでおり、専任講師である坂本好昭先生が執刀医となります。
坂本医師による、研究業績は以下の慶応義塾研究者情報データーベース(https://k-ris.keio.ac.jp/html/100004622_ja.html)よりご確認ください。
また、医師のみならず、看護師も手術における十分な知識と経験を積んでおり、一丸となり安心・安全な治療を心がけております。
手術環境においても大学病院の手術室と遜色のない管理設備となっており、最新の装備をしっかりと手入れし、オペに望みます。
また、切除した後の骨をしっかりと患者さまにお見せし、希望される方は漂白・洗浄した現物をお持ち帰りいただくことも可能です。
よくあるご質問
医師監修
酒井形成外科 院長 酒井倫明
医学博士、日本形成外科学会専門医、美容外科分野指導医
昭和大学非常勤講師、千葉大学非常勤講師
輪郭形成の施術をご希望の方は酒井形成外科へ
院名 | 医療法人社団 形成会 酒井形成外科 |
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住所 | 〒170-0004 東京都豊島区北大塚2丁目3−1 2-3-1,kita-ootsuka,Toshimaku,Japan |
TEL | 03-3576-7788 |
受付時間 |
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休診日 | 火曜日 |
URL | https://www.sakai-keisei.gr.jp/ |