ノーズスレッドリフトの概要

ノーズスレッドリフトは「切らない鼻整形」とも呼ばれる、糸を使った『隆鼻手術』・『鼻中隔延長手術』になります。溶ける医療用の糸を鼻筋に挿入し、ヒアルロン酸と併用することで拡がらない、すっきりとした鼻筋を造形します。また、鼻中隔に医療用の糸を入れることで鼻先を高くすることも可能です。鼻先に局所麻酔を行った後に小さい穴を開け、そこから糸を留置します。メスを使う手術に比べて比較的簡易な施術です。
ノーズスレッドリフトの欠点と利点
ノーズスレッドリフトのメリット
リフティングの即効性があります。短時間の施術で低侵襲性のため、ダウンタイム(回復期間)も約5〜7日と短いです。
メスを使う手術に比べて安価であり、お手軽で、自然な仕上がりです。スレッドを使用することで、ヒアルロン酸を鼻筋に注入する際のリスクを低減させることができます。
ノーズスレッドリフトのデメリット
軟骨やプロテーゼの移植は半永久的に効果が持続するのに対し、ノーズスレッドリフトは効果が短く(約1〜2年)、また持ち上げの力も若干弱いです。
ノーズスレッドリフトの手術時間と術後時間
手術はカウンセリング(デザインの時間を含む)で30分。施術時間そのものは10〜15分程度です。(本数によりある程度変動はいたします)抜糸などは一切必要ありません。傷口そのものが小さいため、そもそも目立ちませんが、手術後2〜3日程度で内出血の色も落ち着いてきます。

鼻先をリフティングするためにスレッドを垂直に挿入します

鼻梁のデザインにはスレッドを水平に挿入します
ノーズスレッドリフトのアフターフォロー
洗顔洗髪は手術当日から、お化粧は翌日から可能です。 術後2週間後に再度来院いただき、医師が術後経過のチェックを行います。
ノーズスレッドリフトの詳細情報
施術時間 | 麻酔と施術を併せて10分 |
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施術後の通院 | 不要 |
期待される効果期間 | 約1〜2年 |
ダウンタイム(腫れなどの回復期間) | 5〜7日 |
カウンセリング当日の治療 | 可能 |
入院の必要性 | 不要 |
必要な通院回数 | 施術当日を含め2回 |
麻酔 | 局所麻酔 |
抜糸 | 不要 |
入浴 | 当日はシャワーのみ、翌日から入浴可 |
洗顔・化粧 | 針跡以外は当日から可能 鼻先の化粧は3〜4日後から |
仕事・外出 | 当日から可能 |
その他特記事項 | なし |
ノーズスレッドリフトの手術費用
基本プラン
項目 | 金額 (消費税込) |
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ノーズスレッドリフト Mesh (鼻筋を通すもの) | 1本 55,000円 |
ノーズスレッドリフト Peako (鼻中隔) 2本セット | 66,000円 |
+ノーズスレッドリフト Peako (鼻中隔) 3本目以降(追加) | 1本 22,000円 |
オプションメニュー
項目 | 金額 (消費税込) |
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+ヒアルロン酸 | 1本 85,800円 |
※ノーズアップスレッドと併用することで更に高いリフト効果が期待できます。
当院にはヒアルロン酸注入のスペシャリストが在籍しており、その際には指名料(+30,000円)がかかります。
特別メニュー
項目 | 金額 (消費税込) |
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ノーズアップフルセットコース Mesh1本+Peako2本+ヒアルロン酸(ジュビダームビスタ ボリューマもしくはボラックス)1本 | 198,000円 |
症例写真

術前

術後

術前

術後
使用したスレッドリフト
Mesh (鼻筋を通すもの) 1本
Peako(鼻中隔) 2本
ヒアルロン酸 (ジュビダームビスタボラックス ) 0.5m
ノーズスレッドリフトのリスク(合併症・副作用等)
内出血:術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
出血:術後血が止まらない場合をいいます。
血腫:術後、皮下の出血が起こり、血液が貯留することです。
感染:細菌やウイルス等による炎症。 瘢痕(創跡):肌質的に目立つ人もいます。
肥厚性瘢痕(ケロイド):傷跡の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性 のため術前には防御することができません。
色素沈着:瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
アレルギー:薬剤や製材が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
予定形態との差:なるべく患者さまの意見はとりいれるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
微妙な左右不対称:人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。ご理解のほどお願いいたします。
使用している器具

鼻唇をデザインするためのスレッドです。

鼻梁から鼻先をデザインするためのスレッドです。