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人中短縮術(アッパーリップリフト)

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最終更新日

人中短縮術(アッパーリップリフト)(鼻の下を短くする)とは

人中短縮術は鼻の下の皮膚を切除するものではなく、鼻の下の口輪筋を前鼻棘(鼻中隔軟骨の基部)に吊り上げ固定するものです。わずかに鼻の下の皮膚は切除されますが、せいぜい2〜3mm程度の幅です。したがって、皮膚の切り過ぎによる鼻孔変形や閉口障害などはほぼ起こりません。
また、人中の形態も自然で美しく変化させられます。

人中短縮術(アッパーリップリフト)(鼻の下を短くする)とは

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)の欠点と利点

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)のメリット

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)のメリットは、間延びした顔の表情が改善されます。
加齢者の顔の症状が若返りします。

人中短縮のカウンセリングをしている様子

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)のデメリット

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)のデメリットとして、傷跡は目立たなくなりますが、完全に見えなくなるわけではありません。暫く傷跡が硬くなることも知っておいてください。

鼻の下を短くする(人中短縮術)の手術時間と術後経過

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)は、1時間程度で終了します。
人中短縮術の手術当日はガーゼ等とテープで圧迫します。 手術の翌日に医師のチェックを受け、問題が無いようでしたら傷はご自分で消毒できます。
傷の上にガーゼ等を貼る必要は無く、傷は解放にします。洗顔や洗髪はできます。ただ、その後はしっかり消毒を行ってください。抜糸は。1週間後に行います。

鼻の下を短くする(人中短縮術)のアフターフォロー

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)の傷跡は、術後2週間あたりから徐々に赤みと硬さを増して来ます。
術後2ヶ月くらいが最も赤みや硬さが強い時期です。概ね、4ヶ月程度で傷跡はかなり落ち着いてきます。傷跡は完全に落ち着くのに概ね1年を要します。
傷跡が目立つ時期にもお化粧で十分カモフラージュできますので、傷跡についてはあまり心配しないで良いでしょう。

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)の実際

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)のポイント

  • 人中短縮手術の基本は、口輪筋の引き上げです。決して鼻の下の皮膚を切除することではありません。
  • 切開線は、鼻孔底隆起びこうていりゅうきの直下で行うため、鼻孔びこう内へ切開線を伸ばすことはできません。鼻孔底隆起びこうていりゅうきが消失すると、極めて不自然な鼻孔びこうになります。
酒井院長
酒井院長
黒木医師
黒木医師

鼻の下(上口唇部)の形態

鼻孔びこうの底辺は「鼻孔底隆起びこうていりゅうき」があり、土手のように少ししだけ盛り上がっています。両方の鼻孔の真ん中にあるのが「鼻柱びちゅう」です。左右の鼻柱基部びちゅうきぶから赤いくちびるの上にある二つの山(「キュービットボウ」)の左右各)に向かう高まりが「人中陵にんちゅうりょうの真ん中の凹みが「人中窩にんちゅうか」と呼ばれています。人中陵にんちゅうりょう人中窩にんちゅうかが織りなす特殊な形態を「人中形態」と呼んでいます。

鼻の下(上口唇部)の形態

鼻の下(上口唇部)の形態

口輪筋を切除し、残った口輪筋の端を筋弁としてANSに釣りあげ固定

皮膚を切開し幅2mm程度皮膚を切除します。続いて、皮下を広く剥離はくり口輪筋こうりんきんを露呈させ盃状に口輪筋こうりんきんを切除します。

ここで最も大切なことは切除皮膚がわずかなことです。(幅2mm程度)人中長の短縮はあくまで口輪筋の吊り上げ効果が主体で皮膚の切除は最低限に抑えます。このため、術後皮膚の不足による閉口障害はおこらなくなります。

デザイン

デザイン

残った口輪筋の端を筋弁としてANSに釣りあげ固定します。その後口輪筋全体を縫合し安定させます。

デザイン

デザイン

ルーペ装着下で徹底的に丁寧な縫合を施します

マイクロサージェリー(顕微鏡下)で、形成外科の丁寧な縫合を行います。

鼻柱と上口唇の関係等縫合に際し注意する点は多数あります。

鼻の下を短くする手術(人中短縮術)の詳細情報

施術時間約1時間です。
施術後の通院翌日傷のチェック。1週間後に抜糸し、2ヶ月目と6ヶ月目にデザインチェックを行います。
腫れについて1~2ヶ月で傷跡の赤みと硬さがピークになります。3~6ヶ月程度でやや落ち着いてきます。
カウンセリング当日治療可能
入院の必要性不要
麻酔局所麻酔または静脈麻酔
洗顔、洗髪、シャワー浴手術の翌日から可

リスク(合併症・副作用 等)

感染細菌やウイルス等による炎症。
血腫術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
出血術後やや多い量の出血を見ることです。
内出血術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
瘢痕(創跡)全ての皮膚切開創は、多少の傷痕が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
肥厚性瘢痕(ケロイド)傷痕の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
色素沈着瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
アレルギー薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
予定形態との差なるべく患者さまの意見は取り入れるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
微妙な左右不対称人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。
閉口障害
皮膚の感覚障害
口唇の運動障害

鼻の下を短くする(人中短縮術)の手術費用

項目治療内容金額
(消費税込)
人中短縮660,000円

美容的要素のあるものは自費になります。

人中短縮(アッパーリップリフト)の症例

症例1 人中短縮(アッパーリップリフト) 酒井形成外科法

人中短縮(アッパーリップリフト)を酒井形成外科法で行いました。人中を短縮するだけでなく人中の形態を作成しています。人中の形態とは人中の2つの高まり(人中陵にんちゅうりょう)と真ん中の谷(人中窩にんちゅうか)作る美しい形です。

人中短縮(アッパーリップリフト) 術前
人中短縮(アッパーリップリフト) 術後
人中短縮(アッパーリップリフト) 術前
人中短縮(アッパーリップリフト) 術後

丁寧な縫合を行うと術後の傷跡はとても目立たなくなることに注目してください。

この症例の価格

人中短縮術(アッパーリップリフト) モニター 52.8万円(税込)

この症例のリスク・副作用

傷跡、ケロイド、閉口障害、感染、血腫、色素沈着、左右差、口唇の感覚障害、口唇の変形

症例2 加齢により鼻の下が伸び、上口唇が薄くなった

加齢により鼻の下が伸び、上口唇が薄くなったようです。人中短縮とともに口唇を引き上げ若々しさを形成しました。

人中 術前
人中 術後
人中 術前
人中 術後
人中 術前デザイン

形成外科的縫合を駆使すると傷跡はかなり目立たなくなります。口唇も厚く変化しました。
また人中形態がはっきりすると若々しく見えます。

この症例の価格

人中短縮術(アッパーリップリフト)  モニター 52.8万円(税込)

この症例のリスク・副作用

傷跡、ケロイド、閉口障害、感染、血腫、色素沈着、左右差、口唇の感覚障害、口唇の変形

症例3 鼻の下を短くし、人中窩を深くしたい

鼻の下が長いことが気になりこれを短くする希望のあった患者さまです。人中窩にんちゅうかを深くしたいという意向もありました。
人中短縮形成の際口輪筋の吊り上げを強くし人中の中心の筋肉を深く除去し、人中窩にんちゅうかを形成しました。

人中 術前
人中 術後
人中 術前
人中 術後

人中の短縮とともに人中の形態をはっきりさせると、めりはりがつき、人中がよりすっきりします。また、丁寧な縫合により手術後の鼻翼、口唇の自然な形が維持できています。

この症例の価格

人中短縮術(アッパーリップリフト) モニター 52.8万円(税込)

この症例のリスク・副作用

傷跡、ケロイド、閉口障害、感染、血腫、色素沈着、左右差、口唇の感覚障害、口唇の変形

症例4 皮膚を極めて小量の切除での鼻の下の短縮

鼻の下の短縮を希望された患者さまです。鼻孔底隆起びこうていりゅうき直下で切開を行い、主に口輪筋をANS(前鼻棘)に挙上固定しました。
鼻の下の皮膚は、極めて小量の切除で行っています。

人中 術前
人中 術後
人中 術前
人中 術後
人中 デザイン

鼻の下の皮膚は、皮膚切除は2mm程度の切除で行っています。

この症例の価格

人中短縮術(アッパーリップリフト) モニター 52.8万円(税込)

この症例のリスク・副作用

傷跡、ケロイド、閉口障害、感染、血腫、色素沈着、左右差、口唇の感覚障害、口唇の変形

症例5 酒井形成外科での他院修正例

他院で人中短縮を受けたものの、酷い瘢痕になってしまいました。また、開口や閉口のしにくさがあり、力を入れていないといつも口が開いてしまいます。

酒井形成外科での他院修正例 術前
酒井形成外科での他院修正例 術後
酒井形成外科での他院修正例 術前
酒井形成外科での他院修正例 術後

開口閉口障害に対し、上口唇に真皮脂肪移植を行い唇の機能を高めた上で、瘢痕形成を数回に分けて行いました。

人中短縮手術はけっして皮膚を切除する手術ではありません。あくまで、口輪筋の上への吊り上げで効果をえる手術です。しかし、単に皮膚を切除している医師を少なからず見かけます。その結果傷跡が酷くなったり、口唇の機能が落ちたり、鼻孔が上を向いてしまったりするのです。修正は困難なこともありますが、私たち形成外科専門医は持ち前の技術で努力しています。

この症例の価格

他院人中短縮術後修正 4回手術の合計 モニター 154万円(税込)

この症例のリスク・副作用

傷跡、ケロイド、閉口障害、感染、血腫、色素沈着、左右差、口唇の感覚障害、口唇の変形

このページの監修医紹介

院長 酒井 倫明

院長

さかい みちあき

酒井 倫明

日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会 領域指導医取得
美容外科分野指導医認定証
医学博士号取得
昭和大学非常勤講師
千葉大学非常勤講師
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会 会員
日本再生医療学会会員
日本皮膚科学会 会員
日本美容医療協会会員
日本臨床形成美容外科医会 会員