酒井形成外科 診察予約

 

美容外科とは

創(きず)についての一般事項

大なり小なり、皮膚を切ると傷痕が残ります。形成外科専門医はこの傷痕を最小限にとどめることができますが「ゼロ」にすることはできないのです。人の皮膚は他の動物と比べるととても特殊で傷痕が残りやすいのですが、その程度は遺伝的なその人の肌質によるとされています。
いずれ人の皮膚の創傷治癒過程は、2〜3年を要します。すなわち、術後約1週間して抜糸した直後は比較的きれいな創も徐々に硬さと赤みを増し、これが1〜 2ヶ月でピークを迎え、4〜6ヶ月でほぼ落ち着くものです。その後も少しずつ変化はしますが、その程度はわずかとなります。
このことは、体の部位によってもかなり差がでてきます。たとえば、粘膜部やまぶたでは1ヶ月もすればかなり落ち着くものですが、体幹部や四肢の皮膚では完 全に落ち着くのに、やはり1年を要するようです。これを早める方法は無いので、あわてず通院を続け医師の指導を受けて下さい。

よい美容外科に出会うために

形成外科医や美容外科医は、医師として、そして人となりにして常識を持ち社会的道義をわきまえていることは言うまでもありません。さらに、手術技術がしっかりしていることが求められます。

医師の社会的道義

美容外科医は、次の3つの項目をクリアしています。

  1. 日本形成外科学会専門医であること
  2. 日本医師会の会員であること
  3. 日本美容医療協会の適正認定医であること

厳しい入会審査に合格する必要があります。

医師の外科技術レベル

美容外科医の手術技術レベルの高さの指標として、最も重要なことは、日本形成外科学会専門医の資格です。
これに合格するためには、少なくても大学病院等の形成外科認定施設で7年間のレジデント(研修医)期間が必要です。しかも、学術試験と技術試験、さらに面接など難関をクリアしなければならず、医師にとってきわめて厳しいものです。
これらをすべて取得した後、おごる事無く、修行を続けることが必要です。

美容外科としての常識

誇大広告をしていない。これはあたりまえですが、医療とは商売ではありません。商売でないものに誇大広告は必要ないはずです。
逆に誇大広告をしているということは、その医療を商売にしている、ということです。形成外科医は決して医療技術を商売の糧にしません。

インフォームドコンセントがしっかりしている

決して患者さまに治療を無理強いをしない。今日カウンセリングをしてすぐ手術なんてとんでもないことです。
また、治療の説明もおろそかにしないはずです。

術前検査体制がしっかりしている

エイズや肝炎など、院内感染の恐れがありますです。これを未然に防ぐためにも術前の血液検査は必須事項でしょう。
術前緊急検査体制ができ、緊急時に対応できる。これは外科医療では常識といえます。どんな事態にも対応できる環境は、現代医療には必須事項でしょう。治療機器も高価になりこれを充実させるためには厳しいものがありますが、良い治療のためには必要事項ではあります。

全身麻酔、入院設備がしっかりしている

美容外科といっても手術手技には違いないはずです。患者さまにやさしい治療には、麻酔設備が完備している必要があります。