糖のおはなし

  • 投稿日:

みなさんこんにちは

酒井形成外科の受付です(*´`*)

みなさん甘いものはお好きですか??

疲れた時などついつい食べてしまいますよね。

しかし何事も摂りすぎはよくないものです。

本日は、糖の摂りすぎで起こってしまう『糖化』について

ご紹介いたします^^

france-confectionery-83373_1280.jpeg

⭐︎糖化とは

簡単に説明すると、血液中の余分なブドウ糖体内のタンパク質がくっつくことです。

ホットケーキが焼けるとこんがり褐色になるのも糖化の一例です。ホットケーキに含まれる

「砂糖」が卵や牛乳などの「タンパク質」と結びついて変性しているのです。

お菓子だとこんがり焼けて良い香りがして...良い変化ですが

人間だとこれらは老化に繋がってしまう変化になるのです。

糖化すると肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊されます。それによって

肌は弾力を失ってしまうのです。

また、糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着すると

シミくすみとなって、肌の透明感も失われていきます。

私たちは糖化すると、体内で老化促進物質の「AGE」が作られます。

上記の説明からも分かるように

ホットケーキの糖化によって生まれるAGEの影響は、褐色で硬くなるのが特徴ですが

人間の肌や髪に影響を与えると、老けた印象になってしまうのです。

これが、砂糖を摂ると老けるといわれている由縁ですね。

そして糖にはブドウ糖の他に果糖という種類もあります。

しかしこれはブドウ糖に比べて、10倍以上のスピードでタンパク質や脂肪を糖化させ

たくさんのAGEを作り出してしまうのです。

また、糖化が血管や内臓に影響を与えると老化どころではありません。

血管の組織が糖化によって脆くなり、血管壁に炎症が起こりやすくなってしまいます。

そうすると、動脈硬化のリスクが上がります。これが進行すると

心筋梗塞脳梗塞の心配が出てくるのです。

⭐︎糖化抑制するために

しかし糖分は人間が生きていくために重要な栄養素です。そこでポイントになるのは

急激に血糖値を上げない食品を選ぶことになります。

ブドウ糖の血糖上昇率を100とした場合の、血糖値の上昇する割合を数値化したものを

GI値といいます。

つまりGI値が低いほど血糖値が上がりにくく、GI値が高い食品ほど血糖値が上がりやすいということになります。

GI

白米、パン、クッキー、チョコ

GI

パスタ、うどん、さつまいも、アイス

GI

そば、玄米、きのこ、ヨーグルト、チーズ、りんご

☆AGEを減らすには

老化促進物質と呼ばれる「AGE」ですが、出来てしまったら

なるべく減らしたいですよね。

減らす方法をご案内いたします。

①糖化を促進される食事はなるべく避ける。

・清涼飲料水 ・揚げ物 ・ファストフード ・アルコール 等 糖質満載の食事は出来るだけ避ける。

②低GI値の食品を選ぶ

③食後の運動

食後20〜30分程ウォーキングすることで、血糖値の上昇を穏やかに出来ます。

運動が難しい方は、家事をして体を動かすだけでも良いでしょう。

④抗酸化物質を積極的に摂る

「酸化」=からだが錆びる

「糖化」=からだが焦げる

両者には密接な関係があり、同時に起こる場合が多いとされています。

酸化したタンパク質や脂質は、糖化の影響を受けてAGEに変化しやすい特徴があります。

抗酸化物質を積極的に摂取して、体の酸化を抑えることが酸化老化対策に繋がります。

抗酸化物質

ビタミンC

緑黄色野菜や、果物など

ビタミンE

オリーブオイル、ごまやアーモンド、大豆、アボカド、卵など

ポリフェノール

プルーン、りんご、赤ワイン、コーヒー、緑茶、紅茶など

これらを意識的に摂取して、健康的に綺麗になりましょうね^^

酒井形成外科

〒170-0004

豊島区北大塚2-3-1 (大塚駅徒歩1分)

TEL 03-3576-7788