みなさんこんにちは
酒井形成外科の受付です(*´꒳`*)
みなさん甘いものはお好きですか??
疲れた時などついつい食べてしまいますよね。
しかし何事も摂りすぎはよくないものです。
本日は、糖の摂りすぎで起こってしまう『糖化』について
ご紹介いたします^^
⭐︎糖化とは
簡単に説明すると、血液中の余分なブドウ糖と体内のタンパク質がくっつくことです。
ホットケーキが焼けるとこんがり褐色になるのも糖化の一例です。ホットケーキに含まれる
「砂糖」が卵や牛乳などの「タンパク質」と結びついて変性しているのです。
お菓子だとこんがり焼けて良い香りがして...良い変化ですが
人間だとこれらは老化に繋がってしまう変化になるのです。
糖化すると肌のハリを保つコラーゲン繊維が破壊されます。それによって
肌は弾力を失ってしまうのです。
また、糖化によって生み出された老廃物が皮膚の細胞に沈着すると
シミやくすみとなって、肌の透明感も失われていきます。
私たちは糖化すると、体内で老化促進物質の「AGE」が作られます。
上記の説明からも分かるように
ホットケーキの糖化によって生まれるAGEの影響は、褐色で硬くなるのが特徴ですが
人間の肌や髪に影響を与えると、老けた印象になってしまうのです。
これが、砂糖を摂ると老けるといわれている由縁ですね。
そして糖にはブドウ糖の他に果糖という種類もあります。
しかしこれはブドウ糖に比べて、10倍以上のスピードでタンパク質や脂肪を糖化させ
たくさんのAGEを作り出してしまうのです。
また、糖化が血管や内臓に影響を与えると老化どころではありません。
血管の組織が糖化によって脆くなり、血管壁に炎症が起こりやすくなってしまいます。
そうすると、動脈硬化のリスクが上がります。これが進行すると
心筋梗塞や脳梗塞の心配が出てくるのです。
⭐︎糖化抑制するために
しかし糖分は人間が生きていくために重要な栄養素です。そこでポイントになるのは
急激に血糖値を上げない食品を選ぶことになります。
ブドウ糖の血糖上昇率を100とした場合の、血糖値の上昇する割合を数値化したものを
GI値といいます。
つまりGI値が低いほど血糖値が上がりにくく、GI値が高い食品ほど血糖値が上がりやすいということになります。
高GI |
白米、パン、クッキー、チョコ |
中GI |
パスタ、うどん、さつまいも、アイス |
低GI |
そば、玄米、きのこ、ヨーグルト、チーズ、りんご |
☆AGEを減らすには
老化促進物質と呼ばれる「AGE」ですが、出来てしまったら
なるべく減らしたいですよね。
減らす方法をご案内いたします。
①糖化を促進される食事はなるべく避ける。
・清涼飲料水 ・揚げ物 ・ファストフード ・アルコール 等 糖質満載の食事は出来るだけ避ける。
②低GI値の食品を選ぶ
③食後の運動
食後20〜30分程ウォーキングすることで、血糖値の上昇を穏やかに出来ます。
運動が難しい方は、家事をして体を動かすだけでも良いでしょう。
④抗酸化物質を積極的に摂る
「酸化」=からだが錆びる
「糖化」=からだが焦げる
両者には密接な関係があり、同時に起こる場合が多いとされています。
酸化したタンパク質や脂質は、糖化の影響を受けてAGEに変化しやすい特徴があります。
抗酸化物質を積極的に摂取して、体の酸化を抑えることが酸化老化対策に繋がります。
抗酸化物質
・ビタミンC
緑黄色野菜や、果物など
・ビタミンE
オリーブオイル、ごまやアーモンド、大豆、アボカド、卵など
・ポリフェノール
プルーン、りんご、赤ワイン、コーヒー、緑茶、紅茶など
これらを意識的に摂取して、健康的に綺麗になりましょうね^^
酒井形成外科
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