酒井形成外科 診察予約

 

ヒアルロン酸フィラー等による皮下組織の充填

注入用ヒアルロン酸フィラー

注入用ヒアルロン酸フィラーは、バイオテクノロジーによって生産された非動物性由来の成分で製造されています。
また、分子間架橋を行うことによって、吸収にはかなり時間がかかるように作られています。最近のヒアルロン酸フィラーでは、完全吸収まで1〜2年を要するものがでてきました。
酒井形成外科で使用しているヒアルロン酸フィラーは、厚生労働省の承認を得ているアラガン社製のVOLUMAやVOLIFT等です。


アラガン ジュビダーム ボリューマ | ヒアルロン酸

アラガン ジュビダーム ボリューマ

アラガン ジュビダーム ボリフト | ヒアルロン酸

アラガン ジュビダーム ボリフト


ヒアルロン酸フィラーの注入前に必要に応じて塗布麻酔薬を皮膚に塗り、30分程度麻酔を浸透させます。
また、注入視入部に少量の麻酔注射を施す場合もあります。

法令線やマリオネットラインに対するヒアルロン酸フィラーの注入

お顔のエイジングは、皮膚の垂れ込みと皮膚組織のボリューム低下が原因と思われがちですが、実は顔を構成する骨格や筋肉、皮下組織、皮膚のすべてが関わっています。
加齢で骨が痩せて骨格自体も縮んで小さくなります。さらに、皮下組織(皮下脂肪)の減少や筋肉の衰えから凹凸ができたり、皮膚が垂れ下がるためしわや弛みが起きてしまいます。

若いときのお顔と加齢が進んだお顔の比較

そこでヒアルロン酸フィラー注入により、お顔のボリュームを足していきます。
また、しわなどの気になる部分だけでなく、顔全体を立体的に改善していくことがとても重要です。

エイジングケアのためのヒアルロン酸フィラーの主な注入部位

そのために、特定のポイントに硬めのヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)を骨の近くに縦注入を行うと皮膚や皮下脂肪をつり上げる効果が生まれます。(杭打ちをするイメージです)

ヒアルロン酸フィラーによる顔面外側の吊り上げ効果

顔面外側の吊り上げ効果

ヒアルロン酸フィラーによる顔面頬部の吊り上げ効果

顔面頬部の吊り上げ効果


その後法令線やマリオネットライン、頬部へボリュームアップのためのヒアルロン酸フィラー(ボリフト)を注入していきます。

法令線へのヒアルロン酸フィラーの注入

法令線へのヒアルロン酸フィラーの注入

マリオネットラインへのヒアルロン酸フィラーの注入

マリオネットラインへのヒアルロン酸フィラーの注入


中顔面での老化表情の改善をするためのヒアルロン酸フィラーの注入法をまとめると下図のようになります。

中顔面での老化表情の改善をするためのヒアルロン酸フィラーの注入位置
CK1、CK2、CK3 :
吊り上げの縦注入
CK3〜CK5 :
ボリュームアップやリフトアップのための脂肪層への注入
NL1〜NL3 :
法令線への注入

こめかみの陥没製変形に対するヒアルロン酸フィラーの注入

加齢とともにこめかみ部が陥没していくことがあります。この場合、こめかみ部位へのヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)の注入は効果的です。

こめかみへのヒアルロン酸フィラーの注入

こめかみへのヒアルロン酸フィラーの注入

おでこ(前額)の丸み形成

おでこを丸く、少し突出させたい場合は、おでこ(前額)の両端からカニューレを使用して前頭筋の下にヒアルロン酸フィラーを注入していきます。

おでこ(前額)へのヒアルロン酸フィラーの注入

おでこ(前額)へのヒアルロン酸フィラーの注入

隆鼻(鼻を高くする)

フィラーにより鼻を高くする場合(隆鼻)には、やや硬くエッジが効きやすいカルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)の注入を行います。
ヒアルロン酸フィラーでは、どうしても丸みを帯びやすいのですが、安全性をとる場合はヒアルロン酸フィラーの選択もよいでしょう。

カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)やヒアルロン酸フィラーによる隆鼻

デザイン
カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)やヒアルロン酸フィラー(ボリューマ)による隆鼻のデザイン

鼻筋を通すようにカルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)、またはヒアルロン酸フィラーの注入を考えます。


フィラーの注入
フィラー(ヒアルロン酸・カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ))の注入

鼻根部よりカルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)、またはヒアルロン酸フィラーを注入していきます。
高さを調節しながら鼻背から鼻尖部へ曲線を考えながら注入していきます。


フィラー(ヒアルロン酸・カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ))の注入

鼻幅については、患者さまに予め希望をお伺いしています。


フィラー注入部位のマッサージと徒手形成
フィラー(ヒアルロン酸・カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ))注入部位のマッサージと徒手形成

鼻筋を立てるように指の腹で造っていきます。


注入したフィラーフィラー(ヒアルロン酸・カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ))を指で丁寧に圧迫をかけていき、鼻部の横のラインを形成

注入したフィラーを指で丁寧に圧迫をかけていき、鼻部の横のラインを形成していきます。


(おとがい)の形成(あごを出す)

東アジア圏内の人種では、顎先(おとがい)が薄い方が多いようです。あごを出したいというご希望の場合には、カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)やヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)を注入して、ふっくらとしたあごを形成することができます。

あご先(おとがい)は、カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)やヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)を前方へ突出するように注入していきます。

デザイン
頤の形成(あごを出す)のデザイン

あご先(おとがい)でのカルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)、またはヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)の注入は、下方に伸ばすことにより前方に若干尖らせながら、出していく感じです。


カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)、やヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)の注入
カルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)、やヒアルロン酸フィラー(ボリューマ)の注入

最初におとがい部の中央上方からカルシウムアパタイト製剤(レディエッセ)、やヒアルロン酸フィラー(ボリューマXC)の注入を開始します。おとがいの両外側から形態を整えながら注入していきます。


フィラー注入部位のマッサージと徒手形成

マッサージと徒手整形であごの形を整えて完了です。

手のしわ

手の甲の加齢性のしわや筋張りの軽減には、ヒアルロン酸フィラーの注入が効果的です。
手の甲の伸筋腱(しんきんけん)(手指を伸ばす腱)の両側にヒアルロン酸フィラーを細いカニューレを通して注入していきます。
手がふっくらとしてきて、若返ります。

あまり知られていないヒアルロン酸について
ヒアルロン酸の分子式

最近、至る所で『飲むヒアルロン酸』『ヒアルロン酸サプリメント』などが出回っています。
しかし、ヒアルロン酸を口から直接摂取することで 軟骨や皮膚に影響を与えているという科学的エビデンス(根拠)は、今のところ出ていません。

ヒアルロン酸の構造は、『グルクロン酸』と『N-アセチルグルコサミン』が交互に繰り返される鎖状から成ります。
ヒアルロン酸の分子はそのままだと大きいため、体内での吸収率を考えると直接ヒアルロン酸を摂取するよりも、既に分解されたこの2つの分子を摂取した方が効率的だと、考えられています。
ただし、これが生体内でヒアルロン酸に合成されるかどうかは疑問ですが・・。

また、化粧品などに配合されているヒアルロン酸に関しては、その分子量の大きさから皮膚の角質までにしか浸透しません。ただ、ヒアルロン酸特有の高い保水力によって皮膚表面に潤いを保つことは出来ます。
ですから、ヒアルロン酸系化粧品の塗布で、感触としてのスベスベ感は出ると思います。
しかし、現在、お化粧品の成分としては、ヒアルロン酸より高分子ポリマーが流行のようです。
注意して頂きたいのは、紫外線や酸化によってヒアルロン酸はどんどん分解されていきます。保湿効果を保つためには、こまめに紫外線対策を心掛けるようにすることが大切です。

注入用ヒアルロン酸フィラーの副作用、合併症などのリスクについて

重要な有害事象

希に血管内注入や組織の圧迫に起因する一過性または非可逆性の失明、脳卒中を発症することがあります。

その他の有害事象

小結節、肉芽腫の発生、硬結、アレルギー反応、血管塞栓や圧迫等による組織の壊死。
感覚異常、感染、変色、血腫、発赤、腫脹、浮腫、掻痒、瘢痕、その他。

リスク・副作用

  1. 内出血、浮腫、血管塞栓
  2. 痛み、違和感
  3. チンダル現象(眼の周囲など皮膚の薄い箇所に注入した場合、青っぽくヒアルロン酸が透けてしまう事がある)
  4. 感染

ヒアルロン酸フィラー等の施術料金

項目 金額
(消費税別)
ヒアルロン酸 ジュビダームビスタ ボリューマ XC 1アンプルあたり1ml 100,000円
ヒアルロン酸 ジュビダームビスタ ボリフト XC 1アンプルあたり1ml 100,000円
ヒアルロン酸 ジュビダームビスタ ボルベラ XC 1アンプルあたり1ml 100,000円
手技料 別途 10,000円
美容的要素のあるものは自費になります。