乳頭縮小術の概要

乳頭縮小術は、大きな乳頭を小さく形成する手術です。
もともと乳頭が大きく悩んでいる方や、出産後赤ちゃんにお乳を吸われ乳頭(乳首)が垂れ下がるように変形してしまうなどのお悩みがある方に、この乳頭縮小術を行います。
乳頭縮小術の欠点と利点
乳頭縮小術のメリット
乳頭縮小術のメリットは、乳頭が小さくなることです。
乳頭縮小術のデメリット
乳頭縮小術のデメリットは、乳管や血行の温存のため手術が難しい事があげられます。
乳頭縮小術のアフターフォロー
血行を考えた乳頭縮小術(乳首を小さくする)手術は、局所麻酔で行います。手術時間は、1時間程度です。
最も注意をするのが血行です。手術翌日にチェックをします。
問題が無ければシャワー浴は可能です。自分で消毒処置も簡単にできます。
乳頭縮小での抜糸は、術後10〜14日に行います。
傷痕は、2〜3ヶ月はやや硬く感じますが、術後4〜6ヶ月で落ち着きます。
乳頭縮小術の詳細情報
施術時間 | 1〜2時間 |
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施術後の通院 | 手術翌日にチェック。術後10〜14日で抜糸。1ヶ月後に術後の経過チェック |
腫れについて | 2週間程度は腫れがあります |
カウンセリング当日治療 | 基本的に不可。感染症の血液検査結果があれば可能 |
入院の必要性 | 不要 |
麻酔 | 局所麻酔 |
リスク(合併症・副作用 等)
- 感染
- 細菌やウイルス等による炎症。
- 血腫
- 術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
- 出血
- 術後やや多い量の出血を見ることです。
- 内出血
- 術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
- 瘢痕(創跡)
- 全ての皮膚切開創は、多少の傷跡が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
- 肥厚性瘢痕(ケロイド)
- 傷跡の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
- 色素沈着
- 瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
- アレルギー
- 薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
- 予定形態との差
- なるべく患者さまの意見はとりいれるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
- 微妙な左右不対称
- 人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。
乳頭壊死
乳腺炎
乳汁分泌異常
乳頭縮小術の手術費用
項目 | 金額 (消費税込) |
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乳頭縮小(片側) | 220,000円 |
乳輪縮小(片側) | 220,000円 |
乳頭増大(片側) | 220,000円 |
乳頭縮小術の手術の実際
乳頭縮小術の手術の術前

術前
頭の組織を切除
乳頭縮小術の手術では、乳頭(乳首)の高さを縮めるのに乳頭基部の皮膚を円周状に適量切除します。目標の高さは6〜8mm程度でしょう。
次に乳頭(乳首)の直径を縮めます。乳頭(乳首)の中心からくさび状にデザインを起こし、おおよそ直径が8〜10mm程度になるように乳頭の組織を切除します。


乳頭基部の皮膚を円周状に切除

乳頭の組織を切除
乳頭縮小術の手術の術後
乳頭の血行や乳管は温存され、大変良い形態を形成できました。

手術直後

術後6ヶ月
リスク(合併症・副作用等)
感染、血腫、瘢痕、瘢痕拘縮、色素沈着、乳頭壊死、乳腺炎、左右差
当症例の費用:両側40万円