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豊胸バッグ除去(豊胸で入れたプロテーゼを取り除きたい)

豊胸プロテーゼ除去時の乳房下線での切開

乳房下線での切開

過去に豊胸バッグ(シリコンバックプロテーゼ)を乳房の皮下や筋下に移植して乳房を増大させた方が、なんらかの理由でこれを除去したいという希望があれば、豊胸バッグ(シリコンバックプロテーゼ)を乳房下線の切開で、取り除くことができます。

若干の欠点として、乳房下線に傷痕がやや残ることや、乳房の萎縮感が増強することがあげられます。
中には、新しいコヒーシヴ・シリコンプロテーゼへの入れ替えを希望される患者さまもいらっしゃいます。


豊胸バッグ除去の概要

過去に豊胸術を受けたものの、いろいろな理由で、豊胸バッグ(シリコンバックプロテーゼ)を除去しなくてはならないことがあります。
豊胸バッグの硬化による乳房の変形や疼痛が最も多い原因です。

乳房バッグを除去する場合は、挿入時と異なり、腋窩からの除去はきわめて困難になるため、乳房下線での切開で豊胸バッグを除去します。
挿入した豊胸バッグ(シリコンバックプロテーゼ)に変化がなければすぐに取り出せるのですが、時に癒着が著しかったり、組織内で豊胸バッグが破裂し液体シリコンが流出している場合などでは、手術が難渋する場合があります。

豊胸バッグ除去後、切開線は丁寧に縫合します。

乳房が硬くなってしまったり、左右高さが異なったり、豊胸術により乳房が変形してしまった場合には、古い豊胸バッグ(シリコンバックプロテーゼ)を除去し、カプセル拘縮を修正して新たに柔らかいコヒーシヴ・シリコンプロテーゼの挿入を行い、左右の乳房を整えます。

豊胸バッグ除去の欠点と利点

豊胸バッグ除去のメリット

豊胸バッグ除去のメリットは、自分の乳房の正常化が可能です。とにかく変形したり痛みがあったりすればプロテーゼは除去するしかありません。

豊胸バッグ除去のデメリット

豊胸バッグ除去のデメリットは、乳房下線に傷痕がわずかに残ることです。
乳房は元通りの小さなものに戻ってしまうだけでなく、以前より乳房の皮膚に張りが無くなることがあります。

豊胸バッグ除去の手術時間と術後の経過

豊胸バッグ除去の手術は、硬膜外麻酔と全身麻酔で手術時間は3時間程度です。

手術後硬膜外麻酔は持続させ、翌日まで痛みを和らげます。豊胸バッグ除去の手術翌日にはドレーンを抜去(ばっきょ)し、退院になります。
乳房全体の圧迫は、包帯で退院後2〜3日行います。その後、4〜5日でバストバンド圧迫に変更します。

豊胸バッグ除去の抜糸は、術後10日目頃を見計らいます。抜糸の日に軽いマッサージを医師の手で行います。手術後2週間頃からマッサージをゆっくり始めます。
バストバンドは、念のため術後1ヶ月くらいは装着しましょう。

豊胸バッグ除去のアフターフォロー

豊胸バッグ除去の手術の後日にマッサージの仕方をお教えいたします。その後は、ご自分で毎日軽いマッサージを続けてください。乳房の下にご自分の手を添えポロテーゼを上に移動、次に下に移動、外側、内側に動かします。軽く優しくプロテーゼを廻すようにします。
豊胸バッグ除去の術後1ヶ月くらいは、プロテーゼの上方移動を防ぐためバストバンドを乳輪の上に巻き乳房を下に軽く圧迫します。

マッサージは毎日では無くても良いのですが、気長に続けて下さい。

豊胸バッグ除去の傷痕は、1〜2ヶ月目が最も目立ちます。少し盛り上がり赤みも強いでしょう。6ヶ月もすると、平らになり赤みは茶味に変わることが多いと思います。
術後1〜2年で傷痕はかなり落ち着きます。

豊胸バッグ除去手術の詳細情報

施術時間 3時間程度
施術後の通院 手術日より1〜3日後に消毒等で来院。7〜10日後に抜糸
腫れについて 傷痕は1〜2ヶ月目が最も目立ちます。術後1〜2年で傷痕はかなり落ち着きます
カウンセリング当日治療 不可
入院の必要性 必要
麻酔 硬膜外麻酔と全身麻酔

リスク(合併症・副作用 等)

感染
細菌やウイルス等による炎症。
血腫
術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
出血
術後やや多い量の出血を見ることです。
内出血
術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
瘢痕(創跡)
全ての皮膚切開創は、多少の傷跡が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
肥厚性瘢痕(ケロイド)
傷跡の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
色素沈着
瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
アレルギー
薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
予定形態との差
なるべく患者さまの意見はとりいれるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
微妙な左右不対称
人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。

豊胸バッグ除去の手術費用

項目 金額
(消費税別)
プロテーゼ抜去術(乳房下線切開法) 40万円
コヒーシブシリコンプロテーゼ再移植加算 40万円
美容的要素のあるものは自費になります。

豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の実際

豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の術前

豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の術前症例

術前

豊胸プロテーゼ除去時の乳房下線での切開

術前


切開

豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の手術では、通常は乳房下線に沿って5cm程度の切開をいれます。

全身麻酔下であれば、腋窩(えきか)からのアプローチでも手術は可能です。

豊胸プロテーゼ除去時の乳房下線での切開

乳房下線での切開


豊胸プロテーゼの抜去

慎重にプロテーゼの皮膜(カプセル)に至り、これを切開し古いプロテーゼを抜去します。

豊胸プロテーゼをゆっくり丁寧に引き出す

豊胸プロテーゼをゆっくり丁寧に引き出します

乳房下線切開創の縫合

豊胸バック(プロテーゼ)を取り出した後は、切開創を丁寧に縫合します。

豊胸バック(プロテーゼ)を取り出して縫合

豊胸バックを取り出し縫合直後の状態


豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の術後

豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の術後症例

術後

豊胸バッグ(プロテーゼ)除去の術後症例

術後


豊胸バッグ(プロテーゼ)除去後に新しい豊胸バッグを入れる場合

再度、新しいプロテーゼのインプラントによる豊胸手術を希望する場合は、この創(きず)から皮膜(カプセル)をできるだけ大きく切開し、プロテーゼが入る空間を広げます。そして、新しいプロテーゼを挿入することも可能です。

豊胸バッグ除去後にプロテーゼを新たに入れる場合

豊胸バッグ除去後にプロテーゼを新たに入れる場合