酒井形成外科 診察予約

 

鼻尖軟骨形成(鼻尖の形を整えたい)

鼻尖軟骨形成は、鼻根部は高くしたくない、プロテーゼも使いたくない、鼻尖の形だけを整えたいと思っている方におすすめです。
ご自身の組織である、耳の軟骨(耳介軟骨)を移植する美容外科手術です。

鼻尖軟骨形成手術の概要

鼻尖軟骨形成と軟骨移植は、鼻根部は高くする必要はない、そのためシリコンプロテーゼを使わず鼻尖だけの形を整えたいという方のための美容外科手術です。
ただ、日本人、特に女性は鼻尖軟骨や鼻翼軟骨が殆ど無いため、鼻尖軟骨形成だけでは全く効果が現れないことも多いのです。この場合は、鼻尖部に軟骨移植をします。

鼻尖軟骨形成手術の欠点と利点

鼻尖軟骨形成のメリット

鼻尖軟骨形成のメリットは、シリコンを使用しないで手術できます。

鼻尖軟骨形成のデメリット

鼻尖軟骨形成のデメリットは、日本人の場合は、鼻の軟骨だけの立て直しでは殆ど効果が現れ無いことが多いようです。結局、鼻の皮膚に内側から糸をかけ寄せるだけという手術で終わり、その結果すぐ元に戻ってしまいます。
また、軟骨移植にしても、それを固定するのにかなり難儀をすることがあります。

鼻尖軟骨形成の手術時間と術後の経過

鼻尖軟骨形成の手術は、90分程度です。術後1時間ほどお休みになった後帰宅できます。鼻先にテープ固定を5日間ほど行います。軟骨採取部の耳には変形を防ぐ特殊ガーゼで固定しますが、5〜7日で取り除きます。
鼻孔内の抜糸は、10日目で行います。
鼻尖軟骨形成手術の翌日から軽い洗顔、洗髪、シャワー浴が可能になります。ただし、ご自分でしっかり消毒処置をしていただきます。
鼻尖軟骨形成での腫れも、手術後1〜2週間でおおよそ退いてきますが、十分落ち着くのに1〜2ヶ月は必要です。
また、鼻先の硬さは6ヶ月くらい続くことがありますのでご承知ください。

鼻尖軟骨形成のアフターフォロー

鼻尖軟骨形成の術後翌日に傷のチェック、5日目にテープ固定を外します。7日目に耳のガーゼを除き、10日目に抜糸をします。術後1ヶ月、6ヶ月にデザインチェックをいたします。

鼻尖軟骨形成手術の詳細情報

施術時間 約90分
施術後の通院 翌日傷チェック。5日目にテープ固定を外します。7日目に耳のガーゼを外します。10日目に抜糸。術後1ヵ月、6ヵ月にデザインチェック
腫れについて 1〜2週間でおおよそ退いてきますが、十分落ち着くのに1〜2ヶ月は必要です
カウンセリング当日治療 基本的に不可。感染症の血液検査結果があれば可能
入院の必要性 不要
麻酔 局所麻酔

リスク(合併症・副作用 等)

感染
細菌やウイルス等による炎症。
血腫
術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
出血
術後やや多い量の出血を見ることです。
内出血
術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
瘢痕(創跡)
全ての皮膚切開創は、多少の傷跡が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
肥厚性瘢痕(ケロイド)
傷跡の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
色素沈着
瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
アレルギー
薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
予定形態との差
なるべく患者さまの意見はとりいれるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
微妙な左右不対称
人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。

耳介変形

鼻尖部の変形

鼻尖軟骨形成手術の手術費用

項目 金額
(消費税別)
鼻尖軟骨形成(鼻柱形成・鼻幅寄せ・耳介軟骨移植を含む) 70万円
鼻中隔延長術(鼻柱形成) 40万円
美容的要素のあるものは自費になります。

鼻尖軟骨形成手術の実際

鼻尖軟骨形成手術のポイント

  • 軟骨部を十分剥離し、できるだけ軟骨形状を把握する
  • 移植する軟骨に生体ノリを利用して固定を堅固にする

鼻尖軟骨形成手術の術前

鼻尖軟骨形成手術の術前症例

術前

鼻尖軟骨形成手術の術前症例

術前


鼻の軟骨だけで形成する方法

両側の鼻孔内切開から鼻翼軟骨を十分剥離します。

両側の鼻孔内切開から鼻翼軟骨を十分剥離

鼻翼軟骨の一部を切除し、左右の軟骨同士を縫合し立ち上げていきます。

鼻翼軟骨の一部を切除し、左右の軟骨同士を縫合

さらに耳介軟骨の鼻尖への移植を行う場合

耳介軟骨を採取します。

耳介軟骨を採取

鼻尖部の良い形になるように形成します。

鼻尖部の良い形になるように形成

耳介軟骨を両側の鼻翼軟骨の間に移植し、鼻尖を尖らすのです。この時、鼻柱を前へ出すこともあります。

耳介軟骨を両側の鼻翼軟骨の間に移植し、鼻尖を尖らす

鼻尖軟骨形成手術の術後

鼻尖軟骨形成手術の術後症例

術後

鼻尖軟骨形成手術の術後症例

術後


軟骨のみで隆鼻鼻尖形成をする

鼻は高くしたいが、どうしてもシリコンプロテーゼに拒絶感がある。そんな方は多いと思います。

第二次世界大戦という戦火の中、戦傷者の増加とともに形成外科が発展してきました。つまり戦争で顔などを負傷し変形を起こしてしまった患者さまのQOL(クオリティオブライフ*1)を改善するために形成外科が台頭してきたわけです。
この頃から鼻の形成は、軟骨や骨を利用してきました。特に軟骨は形態を作りやすくまた、肋骨の前の部分は大量に軟骨(肋軟骨)があることから採取に事欠かないことが、鼻や耳の形成に役立ったのです。

しかし、軟骨は移植すると変形しやすいという欠点があります。
また、肋軟骨は通常鼻を構成している軟骨に比べ硬すぎるというのも問題点でした。
さらに、肋軟骨を採取すると胸の下のところに大きな傷痕が残るということも考えておく必要があります。

そこで、鼻の形成では肋軟骨ではなく耳介軟骨を利用するという試みが重ねられてきたわけです。耳介軟骨は柔らかく移植後の変形が起きにくいともいわれています。

しかし、耳介軟骨を利用する隆鼻術の場合、移植後の吸収率が高いことが問題として挙げられます。
また、両耳介の軟骨量にも限りがあり、耳を変形させずに鼻を形成するには軟骨の量が不足することも多いのです。

どうしても、軟骨のみで隆鼻、鼻尖形成をするとしましょう。
そんな場合は、細長くした軟骨をつなぎ合わせこれを側頭筋膜で包みます。時に形態をL字にして鼻尖部を鼻翼軟骨や鼻柱の軟骨に固定します。鼻根部は骨膜下に固定します。
こうして、移植後の吸収を防ぎながら、なんとか形態を整えるようにするわけです。

*1 QOL(クオリティオブライフ) : 一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念

「鼻翼軟骨を寄せるだけで鼻先がとがる」の怪

単純な軟骨寄せ
単純な軟骨寄せで鼻先を尖らせる

だんご鼻を矯正するには、鼻先にある鼻翼軟骨をちょっとよせて縛れば簡単にできます」などということをよく耳にします。
はたして本当でしょうか?
日本人の鼻翼軟骨は、かなり薄く小さいことが多いのですが、女性ではそれが特に顕著です。
ですから、この弱々しい鼻翼軟骨を縛り上げても大した効果は得られないのですが、実はもっと怖い事がおこってしまします。

耳介軟骨を移植する
耳介軟骨を移植する

鼻翼軟骨は、立体的に複雑な形態をしています。日本人の女性では鼻翼のいわゆる小鼻部分の軟骨は、殆どありません。ですから、一般の日本人女性の団子鼻矯正では、小鼻のしっかりした男性や白人のように、まず、鼻翼軟骨の端を切除する必要は少ないのですが、その分単純に左右の鼻翼軟骨を縫い上げていくと鼻の先端は上へ移動してしまいます。
つまり、鼻が上を向く事(ぶた鼻)になるわけです。これを防ぐには耳介軟骨を移植して、鼻の先端を前方に向けることが大切なのです。

休診日
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ピンクが休診日です