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よくあるご質問

鼻の美容外科手術のよくある質問

鼻の美容外科手術全般

鼻を下に向かせることは難しいとありましたが、鼻を下に向けたいと思っています

二重まぶたになりたくて某美容整形外科を尋ねたところ眼瞼下垂と言われました。初めて聞いたので驚きました。
手術はその美容整形外科(形成系)では、健康保険で出来るとのことなのですが、検査などは無く手術時間が2〜3時間かかると言われました。
2〜3時間となるとかなりリスクの高い手術だし、痛みや後遺症、不自然なパッチリ目になるのでは…と悩んでいます。
また他の美容外科では、そこまでする必要はなく埋没法で充分。と言われたのですが、ネットで調べてみると眼瞼下垂の人が二重まぶた埋没法の手術をすると悪化したり、糸が取れ易いと書いてありました。
なるべく早く二重まぶたにしたいのですが、答えが見つからず悩んでいます。

A

穴(鼻孔)が大きく丸いことがあげられます。短鼻を過矯正すると鼻尖部の皮膚が破綻することがありますので、必要最小限に留めます。鼻尖部は自家軟骨の移植が良いでしょう。
鼻翼は多少縮めると鼻孔がすっきりしてきます。
鼻筋を長くするには、現在ではシリコンプロテーゼを利用するのが最も安全です。肋軟骨は硬すぎるし、数年後の変形の可能性も高くなります。ゴアテックスは、将来除去が困難になります。
では、なぜ、除去を考えるかと申しますと、今後再生医療が発展していくことが明らかですので、10年後には、培養軟骨やご自分の遺伝子を利用した組織の開発が進むと予想しているからです。つまり、近い未来、とても良い新素材が出てきた時に、その新素材や医料材料に変更する事を考えているためです。その時には現在の隆鼻素材を簡単に取り出せなければならないからです。

A

一部の糸は吸収糸を使いますが、傷跡を綺麗にするのと、社会復帰を早める目的で、外は非吸収糸を使い、1週間で抜糸をします。腫れがある程度収まるのに1週間といったところでしょう。

A

現在では、プレセデックスという静脈麻酔薬がとても安定した麻酔力を発揮します。安全にまた、術後の吐き気や血圧低下等の副作用がとても少ないので安心して使えます。
ぜひ、静脈麻酔を利用して下さい。

A

シリコンプロテーゼも鼻根部で骨膜下に移植した場合はとても自然でブラックライトに反応することもありません。鼻尖部は安全のためご自分の耳介軟骨や鼻中隔軟骨を利用します。
しかし、CTスキャン像や3次元CT像では移植したもの全てが映し出される可能性はあります。

A

もちろんです。

A

いかなる手術においてでも、感染の危険はわずかですが存在します。感染をおこした場合は早急にプロテーゼを一旦取り出す必要があります。早期に治療を行えば軽傷で済むことが多いので,患者さまには術前に十分説明をしなくてはなりません。アレルギーは薬剤等に問題がなければほぼ皆無と考えて良いでしょう。シリコンはアレルギーが無いようです。

A

術後当日は若干痛みを訴える方はいますが、一晩を超すと、概ね落ち着くようです。 しかし、抗炎症もかね鎮痛剤は高級な物を用意しています。それでも不安な方には座薬が有効です。別途料金はかかりますが、そんなに高価ではありません。

カウンセリングで症例をたくさん見せていただくことは可能ですか?

A

ある程度ですが、お見せできます。ただし、あくまで症例ですから、参考であることをお忘れなく。

A

カウンセリングから1〜2週間で手術の運びとなれます。まず、早めに一度カウンセリングにいらして下さい。

A

1月〜3月、5月、8月、12月は混雑しています。

小鼻縮小と鼻プロテーゼの手術を受けたいと思っておりますが、この二つの手術は一度に受けることは可能ですか?

A

もちろん可能です。

A

鼻プロテーゼのサイズ的は、患者さまのオーダーに殆ど対応可能です。しかし、鼻根部1mm以下とか高さ10mmなど、あまりに異常なサイズには応じかねることがあります。
鼻尖部と鼻柱(鼻中隔)の形成は自家軟骨を利用しています。

A

可能です。その場合は、血液検査をご住所近郊の医療機関で事前に受けていただくと助かります。

鼻骨骨折をして整復をしたのですが、1ヶ月経ってもそこの部分が腫れたように盛り上がっています

A

もちろん術後1ヶ月では、やや腫れが残っている可能性はあります。術後3〜6ヶ月は様子を見て下さい。
鼻骨骨折後、早めに整復しても、骨折部がやや盛り上がり、「わし鼻」変形をおこすことがあります。この場合、骨削りをすることで改善します。可能です。

肋軟骨を使った隆鼻術で、鼻根から鼻尖にかけて大幅に高くしたいのですが

A

肋軟骨の移植は、まず、胸に大きな傷跡を残さなければならないことがあげられます。また、5年後くらいで移植軟骨が変形してしまう可能性は否定できません。
さらに、硬さも強いのでやや違和感が起る可能性も否定できません。そのため、特別な理由が無い限りあまりお勧めはできません。

A

肋軟骨によると整鼻は出来上がりが不自然な事が気になります。まず、触った時に硬すぎることです。また、肋軟骨は移植により変形しやすい難点を持ちます。手術直後はとても良いのですが、数年後に部分吸収が起こり易く、そうなると変形は必発と考えています。いずれは新しい素材(組織培養を利用したもの等)が開発されるでしょうから、現在難がある材料をあえて使用することはせず、安全な材料を利用すべきと考えています。
酒井形成外科では、柔らかいシリコン素材に耳介軟骨と真皮を組み合わせたもので、隆鼻を行っています。

口唇裂傷で潰れた鼻はどこまで改善できますか?

A

唇裂ということですので、その美容形成は十分注意が必要です。
まず、現在の状態を観察して、治療を選ぶ必要があります。時に、プロテーゼと耳介軟骨移植の組み合わせ、あるいは、肋軟骨を形成して移植、また、真皮脂肪移植などで鼻全体の形態改善が考えられます。
ベースに疾患がある場合には、形成外科専門医施設で形成外科を基本とし、さらに美容外科の心得がある形成外科専門医のいる医療機関を選び、相談に行ってみてください。

段鼻を治したい

A

鼻詰まりの症状があるようですので、一度耳鼻科で鼻孔内の状態を診察してもらい、鼻中隔湾曲の治療の有無を診断してもらいましょう。耳鼻科的に問題が無いようであれば、鼻の形成治療が可能です。鼻が曲がった状態を「斜鼻」といいます。まず、程度を診断するために鼻骨のCTスキャン検査を行います。治療は全身麻酔下が理想です。左右の鼻骨を切り、鼻根部での鼻骨の切り離しを行い鼻骨を自由にします。鼻骨骨切り後は鼻孔内にガーゼを詰め、外側をギプスで2週間程度固定します。鼻孔内ガーゼは術後4〜5日詰めたままとします。
同時に段鼻の治療を行うこともできます。斜鼻の治療である鼻骨骨切りの前に、ハンプといわれる鼻骨と鼻背軟骨の接点の盛り上がりを専用のみで削り取ります。術後はギプスで圧迫することがとても大切なアフターケアとなります。

骨切りの手術で斜鼻の曲がりと鼻背骨を持ち上げて凹みを治すことはできるのでしょうか

A

診察してみないと、鼻骨骨切り等で簡単に治療できるかどうか判断しかねます。
人工骨や軟骨移植など、鼻の手術法アイテムは種々ありますので、とりあえず診察にいらしてはいかがでしょうか。

鼻の長さが顔のバランスと合わない感じで、コンプレックスになっています

A

プロテーゼだけで隆鼻するより、ご自分の軟骨(耳介軟骨)も利用されたうえで、鼻翼軟骨を若干さわり、軟骨を移植しながら、鼻根部(鼻の目と目の間の骨の部分)はプロテーゼを使用し、鼻先は軟骨で形成するのがベストと思います。

シリコンプロテーゼによる隆鼻を考えています

A

カウンセリング後に手術日の予約を入れていただきます。その際に、術前血液検査は必ず受けていただきます。そして手術当日、次の日経過観察、術後10日で抜糸1〜2ヶ月後経過観察といった手順です。

A

シリコンプロテーゼを移植するだけであれば、30分程度です。もし、鼻尖部を形良くする事も考えると、鼻尖部には耳介軟骨の移植と真皮の移植が良い結果を生むでしょう。
軟骨や真皮の採取とプロテーゼの形態形成を伴う複雑な隆鼻術には2時間程度が必要になります。これらの手術では、手術中意識を落とす静脈麻酔を好む方が多いのです。
その場合さらに1時間程度余分な時間を必要とします。

A

完全に腫れが退くには1〜2ヶ月はかかります。ちょっと見た目に普通になるにはせいぜい10日もあれば十分です。

A

シリコンプロテーゼのインプラントだけであれば、術後3〜5日間のテーピングだけで良いのですが、軟骨や真皮の同時移植の場合は5日間ギプス固定をします。
入浴、洗髪、洗顔等は、隆鼻手術の翌日にチェックを行い問題が無ければ、次の日から行えます。

隆鼻手術で希望通りの状態になった鼻は、永久に持続するのでしょうか

A

現在のプロテーゼの材質と耳介軟骨の移植のコンビネーションであれば、永続的であると言えます。
マイケルジャクソン氏の時代は、プロテーゼも硬く、むりやり鼻尖を尖らせたのが崩壊の原因と考えます。
無茶をしてはいけないという戒めだと思います。

プロテーゼと耳介軟骨による隆鼻術

他の美容外科でプロテーゼを入れた隆鼻手術を受けましたが,付根がぐらつき、鼻筋と鼻先が曲がってしまいました。再手術したのですが、結局付根がぐらつき鼻筋も曲がったままです

A

きちんとした形成外科専門医である美容外科の医師に手術をしてもらいましょう。
余程のことが無い限り、プロテーゼがぐらつくような場所(骨膜上)に挿入することはないはずです。プロテーゼは良い位置に挿入できれば、概ね良い結果はでます。

A

診察してみないと何とも言えませんが、酒井形成外科では、当日に入れ直していることが多いです。

A

これは美容外科のフェイスリフトを同時に行いたいということでしたら、もちろん可能です。

5年程前に鼻のプロテーゼの美容整形の手術に失敗し、その後4回の手術を経て、今は何も入れておりません。自分の軟骨を入れる方法で手術したいのですが、可能でしょうか?

A

軟骨より人工骨(ハイドロキシアパタイト)が良い場合もあります。
軟骨移植は、4〜5年で曲がり変形を来すことが多いので考えものです。ただし、鼻尖部だけは自家軟骨を用いることは可能でしょう。

魔女鼻で、横から見ると鼻先が少し垂れている感じなのですが、この場合プロテーゼだけで治すことは可能でしょうか?

A

シリコンプロテーゼだけですと、やはり鼻尖部の皮膚に負担がかかりますので、軟骨を同時に使うのが良いと思います。
また、鼻尖部の軟骨を削ると良い場合もあります。

A

鼻尖軟骨形成(鼻尖部の軟骨を削ったり移植したりする方法)があります。

A

レントゲンは「軟線撮影」ですと、いかなる素材でも写ります。CTスキャンやMRIでは必ず写ります。ブラックライトで光るというのは、シリコンプロテーゼが白い場合に限ります。

耳介軟骨移植をした場合、軟骨は将来どうなるのでしょうか?

A

経験(他医師の手術後の状態観察を含め)では、かなりの確率で変形してしまいます(5〜10年単位)。
そのため酒井形成外科では、シリコンプロテーゼの良いところと軟骨移植の良いところをうまくミックスする手術法で治療を行っています。

アップノーズになっているので鼻柱を長くしたいのですが

A

酒井形成外科では、通常L型プロテーゼを使用します。危険度はI型プロテーゼと変わりません。
しかし、もし新製品や新素材ができ交換したいと望むとき、交換手術が簡単になります。 I型で軟骨を使うと交換も難しく交換時、変形の危険もあるのです。
ただし、L型のものは素材を吟味しなければなりません。かなり柔らかいものを使用すべきです。
また、鼻尖部は特に薄く加工し、自家軟骨つけるなど工夫が必要です。

A

むしろI型に軟骨の方が難しいのではないでしょうか。

A

酒井形成外科では、L型に軟骨という症例をかなり多数、しかも既に15年程度の経過例もあります。
また、後日(5年後)たまたま移植軟骨を観察する機会もありましたが、萎縮は多少あるものの吸収はされておりませんでした。もちろん、形態的にも8年程度経過例でも満足いくものでした。

自分に合ったプロテーゼを作って頂くことは可能ですか

A

酒井形成外科では、軟らかく安全なものを自家デザインで発注しています。もちろん数種類の中から患者さまに合ったものを選び、それを術者自身の手で作り直します。 この工程は全ての患者さまで行われます。

A

最も安全で簡単な切開、しかもかなり美しい形態にできるのは、経験からはL字型+耳介軟骨形成です。危険性や変位性が高いI字型はお勧めしていません。
詳しくは、カウンセリングにいらして下さい。

鼻根部だけにプロテーゼを入れるのは可能ですか

A

もちろん鼻根部だけにプロテーゼを入れることは可能です。
ただし、安定感が悪い、後年にこのプロテーゼを入れ替える等の際、取り出しにくくなる、という欠点があります。そのため、将来いつでも手軽に除去可能な、鼻尖部を薄くしたL型プロテーゼをお勧めします。
L型ですと鼻根部は骨膜で固定され、鼻尖部は鼻中隔軟骨で固定され、きわめて安定します。今までのプロテーゼでは堅すぎ、ややかちっとした感じでしたが、酒井形成外科の特注プロテーゼは極めて柔らかいので、その心配もありません。
さらに、もし将来、良い材質のプロテーゼが開発され、これに変更したいような場合でも、鼻孔の近くの小さな切開でプロテーゼの端を探し出しやすく簡単に旧プロテーゼを取り出しやすくなります。

鼻を高くする手術後、腫れや痛みの期間について

A

鼻を高くする手術では、軟骨をうまく移植する方法が安全でかつ美しいものが出来上がります。 腫れは約1週間で退きますが、完全には1か月(鼻尖部がしっくり来る感じ)を要します。
しかし、人前に出るには1週間で十分でしょう。術後5日間はテープ固定をしますので、5日間は家で安静が必要と思います。傷跡は鼻孔内だけですので目立ちません。

A

テープ固定をはずすのに5日目、鼻孔内の抜糸が10日目、あとは腫れが退くのを待つばかりです。なお、2か月後のデザインチェックには来院ください。
なにかトラブルがありましたら、すぐ来院してもらっています。

鼻を高くしたいのと、顎骨が出ていて気になります

A

鼻を高くして、鼻尖を細くするには、酒井形成外科で行っている軟骨プロテーゼ法が良い適応になりそうです。
ただ、えら切りや頬骨切りと同時の手術は麻酔の関係で少し無理があるかもしれません。
えらと頬骨を切りますと、おそらく顔が小さくなる分、顔が弛むと考えられます。後日(腫れが十分退いた後、3〜6ヶ月後)、フェイスリフトが必要になる場合もあることをご考慮ください。
歯のかみ合わせ(咬合)は、できるだけ矯正歯科で治すべきでしょう。どうしても矯正歯科で駄目な場合、下顎骨骨切り(サジタールオステオトミーあるいはセグメントオステオトミー)の適応があると考えます。
なお、同時にルフォー1型骨切りを行い、下顎の歯列と上顎の歯列を整えることもあります。この場合手術の6ヶ月前から矯正歯科で術前矯正を行っていただき、術後も矯正を続けることが通常です。
左右の顔面骨に差があるようなら、これはえら切りや頬骨切りの際に調節します。かなり矯正されますよ。

鼻先を整えるというかスッとした感じにしたいのですが、適した手術方法を教えてください

鼻を高くし、鼻先の幅を細くしたい。私は目も口もはっきりした感じなのに、鼻が低くて小さいのと、鼻先が丸いので整えたいと思っています。しかし、横幅もないので、あまり高くしても不自然でおかしい気がします。

A

最も良いのが鼻先を耳介軟骨から採取した軟骨で形成し、鼻根部(鼻の目と目のい間の部分)をプロテーゼで形成する方法です。安全に綺麗なものが、小さな鼻孔の傷跡のみでできます。
通院は最低5回程度です。
腫れについては、プロテーゼのみの場合とほぼ同じで7〜10日で退いてきますが、完全というのには1〜 2ヶ月が必要です。

A

切開式二重まぶたの二重手術で綺麗に、しかも二重まぶた埋没法のようにいずれ取れる心配も無く形成できます。二重まぶた埋没法の時より大きな二重な感じは続きます。しかも1週間でお化粧が可能ですし、2週間で内出血の色も落ち着きます。1〜2ヶ月でやや大きい感じがした二重巾も、ほぼ落ち着くといって良いでしょう。

A

予備麻酔というより麻酔注射の時に一瞬意識を落とす、静脈麻酔があります。これを利用された患者さまは、まったく痛くなかったとおしゃっています。

隆鼻手術後、曲がった鼻筋はどうすればまっすぐになるでしょうか

A

まず、診察してみないとはっきりしませんが、もし、プロテーゼが変位しているようなら、再度入れ直すべきだと思います。その際、骨膜下であることを確認するとともにプロテーゼ挿入位置を修正します。

小鼻・鼻の孔を小さくする

鼻翼は小さいのですが、鼻の穴が上に切れ込んでいるため正面から見ると鼻の穴がぽっかり開いています

A

耳介軟骨を鼻孔の縁に移植しながら、鼻穴を小さくするなど、いろいろな考え方や手術法があります。
まず、状態を拝見して、治療の方法を一緒に見つけましょう。

あぐらをかいた感じの幅がある鼻のため、鼻の穴が目立つことに悩んでいます

A

ライノプラスティー(鼻の形成外科)はとても多岐に渡っていて、その手法は様々でまた、組み合わせにより無数の可能性があります。
「あぐらをかいた鼻」ということですので、まず、鼻孔、鼻翼形成を考えます。鼻翼を鼻孔底の所で縮め若干上に向けて鼻翼を少量切除し縫合します。これにより鼻孔は下を向きます。
次に、鼻尖に軟骨または筋膜または真皮脂肪、時にこれらの複合を移植し、鼻尖部をやや下に向けます。これで、鼻の孔はかなり目立たなくなるはずです。

プロテーゼをそのままにして鼻を小さくする手術の方法を知りたいです

A

鼻翼を少々縮めるのが得策だと思います。鼻尖に軟骨を入れ、やや鼻を尖らせると白人のようなほっそりした感じが出ることもあります。
鼻の孔はやや縦長になり良いと感じます。

小鼻の手術痕を傷跡形成術で消せますか

A

よくこのような症状の方がいらっしゃいます。傷跡は完全に消すことは不可能ですが、殆ど分からない程度に改善させることはできます。
特に小鼻のわきは、形成外科的縫合技術があれば、かなり綺麗な傷跡になります。
まずは、カウンセリングにいらして、症例をご覧下さい。

鼻幅寄せとはどういったものですか

A

鼻翼期部をわずかに切開し、鼻孔底(鼻孔の下の部分)を鼻柱基部(鼻の穴と穴の間の柱状の部分)から3〜5mm程度鼻孔底の皮膚を切除しながら両鼻翼を寄せるようにする手術が推奨されます。
鼻孔の横のカーブを温存させながら、傷跡は殆ど残さない、鼻翼も丸みを帯びさせ平坦化させない等、形成外科の究極の技術を駆使します。とても綺麗な仕上がりになります。

小鼻を小さくしたい、鼻尖の幅を細くしたい

A

あぐら鼻(鼻翼のはり出し)は、鼻翼(小鼻)の基部と頬の境に切開を入れ、ここでせいぜい2〜3mm程(以外に少量)鼻翼の皮膚を含む組織を切除します。
ここで縫合してしまうと、つぶれた感じの鼻孔になりますので、鼻孔の底まで切開を延ばし、ここで鼻孔を縮めるように縫合すると、鼻孔の形態は綺麗な形を保ったまま縮小できます。傷跡は殆ど分からなくなり、特に鼻翼の傷跡は全く分からなくなるくらいです。

A

かなりの症例をこなしていますが、3年後でも変形した症例は一例もありません。
腫れは抜糸後には、殆どありません(1週間)。
ただし、人の皮膚は傷をつけるとやや硬く赤くなります。
2か月程度は、かちっとした感じで赤黒さ(筋状)が続きますのでお化粧でカモフラージュしてください。その後はきわめて自然です。他の美容外科での失敗症例もかなり綺麗に修正しております。

A

痛みは術後の1日が少々程度で、翌日からはシャンプーも洗顔も構いません。また、その頃になりますと、患者さまから痛みは殆ど感じないと聞いています。

小鼻の底を再手術したい

小鼻の底が厚いため、鼻孔が横に広がって見えて悩んでいます。去年の2月に鼻先形成を、8月に小鼻縮小を他の美容整形クリニックで受けました。

A

診察してみないと、デザインについては具体的には決められませんが、お話の内容からは、十分可能と考えます。

鼻の孔を小さくするというより、鼻の孔の形を整えたいです

A

やはり鼻翼縮小を小範囲で行うのが、最も簡単で近道なのではないでしょうか。
決して傷跡が酷く残ることもありませんので(ただしきちんとした日本形成外科学会専門医が手術を手掛けた場合)、さほど心配はいりません。

鼻幅を狭くしたいのですが

A

鼻幅を縮めるには、鼻翼の皮膚を前方で2〜3mm切除し、鼻孔の鼻翼側を2mm程縮めます。もちろん、縮める量は拝見したうえで適量である所とし前述の数値は前後します。
時に鼻翼皮膚は、一切切除しないで良い場合もあります。鼻先の形態はまったく普遍ですが、手術後一時的に腫れのため、丸みを感じる時はあると思います。

鼻翼形成の手術で、鼻孔底を切開せずに小鼻を小さくすることは可能でしょうか

A

美しくかつ小さい手術で良い結果を出すとしたら、鼻孔底に切開を入れた方が良いと思います。 時々、「鼻孔内だけの手術で鼻翼が小さくできる」などといっているクリニックがあるようですが、恐らく効果は殆ど無いと思います。

A

あまり気づかれることは無いと思いますが、鼻尖形成の場合は鼻柱基部に傷跡が残ります(いずれは殆ど見えなくなりますが)。
暫くは、赤い線が見えてしまうのでお化粧でカムフラージュするようにしましょう。

A

正確には1〜2ヶ月ですが、およそ自然になるのには2週間程度でしょう。

A

鼻柱形成とは、これが太すぎたり、短すぎたりする場合に鼻尖形成と一緒に行う手術です。 基本的には耳介軟骨の移植を行う手術です。

小鼻の縮小手術での傷跡について
また、まぶたの腫れはどのくらいで退くものでしょうか

A

小鼻の縮小手術は、3週間もすれば傷跡は殆どわからなくなります。ただし、お化粧をしていない状態では、傷跡に赤みが残っている時期です。

A

2ヶ月程度です。ただし、日焼けをすると傷跡は悪化します。
くれぐれも手術後に直射日光や日焼けサロンは厳禁であることをお忘れなく。

A

患者さまの状態によっては可能です。
少量の小鼻切開の場合は、傷は短く済みます。
仮に長い傷でも抜糸をしたときには、殆ど傷跡が認識できないほど綺麗です。この縫合法が形成外科の特色です。決して他の科の医師には真似のできない技術なのです。ですから、美容外科は形成外科専門医の資格のある医師に任せるべきだと考えます。

人工骨(ハイドロオキシアパタイト)を使用した隆鼻

ハイドロキシアパタイトとは何ですか

A

ハイドロキシアパタイトとは、セラミックスが原材料の人工骨です。
隆鼻術(鼻を高くする)の場合、鼻根部(鼻の目と目の間)の骨性部分を高くするのに、一般的にはシリコンプロテーゼを使うのですが、人工骨で高くすることもできるということです。
ハイドロキシアパタイトは、顆粒状のものを使います。
ただ、やや硬すぎる感じがあるのと、硬化するまで1か月を要すること、術後1週間はシーネ(ギプスのようなもの)が必要であることなど、マイナス面も多いのです。そのため、どうしてもプロテーゼが嫌だという人のみの適応と考えます。
さらに、プロテーゼのように後日簡単に抜き去ることも難しいものがあり、適応には十分注意が必要でしょう。
なお、ハイドロキシアパタイト(人工骨)を利用した鼻尖形成はできません。

鼻の先などの鼻尖手術にはハイドロキシアパタイト(人工骨)は使用できるのでしょうか?

A

ハイドロキシアパタイトは、人工骨です。
基本構造はセラミックスですので、かなり硬いものです。鼻骨の部位にハイドロキシアパタイト(人工骨)を移植して、骨を高くすることができます。隆鼻とは、鼻根部(鼻の目と目の間の部分)を高くすることです。
鼻尖は軟骨、しかもかなり薄い柔らかい軟骨で構成されます。しかし、日本人の女性の場合は、皮膚(皮下組織)で構成されますので柔らかいのです。
そのため鼻尖にこんな所に硬いものを移植すれば、とんでもないことになってしまいます。通常は耳介軟骨を移植します。

ハイドロキシアパタイトの目と目の間の隆鼻術は、鼻尖まで入れずに途中まででもできますか

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)の移植は、鼻根部(鼻の目と目の間の鼻骨の部分)にしか入れられません。

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)は、顆粒状のものです。鼻孔内の小切開から鼻骨膜下を剥離(はくり)し、一つ一つ挿入していきます。

A

そもそも切開ということは、オープン以外に考えられませんよね。ただし、車のボンネットをオープンするように鼻尖部を解放する方法がオープン法とういうならこの方法ではありません。
酒井形成外科での手術は、鼻孔内の小さな切開ですので、外観からは全く分かりません。これをクローズド法というのでしょうか・・。

太い鼻筋を改善して細くしたいのですが、削る以外にどのような方法がありますか

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)の顆粒を使用した場合、6か月以上経過したものでは、削るのもかなり難しくなると思います。
それは、ハイドロキシアパタイトは硬い割にもろく、綺麗に削り直せないという特徴があるからです。そのため、殆ど全部を摘出して、プロテーゼ等に入れ直す方が良いと思います。

A

実際手術を行ってみないと分かりませんが、削る時間より修復の工夫の方が大変そうです。

A

耳介軟骨は一度取り出します。そうしなければ、鼻根部の手術はできません。そして、使えそうならもう一度使いますが、駄目ならあきらめ、新しい軟骨を移植するしかないと思います。

A

まず、以前のハイドロキシアパタイト(人工骨)を出来るだけ除去し、次に、どう修復するかです。新しいデザインのもとに、新しい手術をするわけですから、鼻筋も出来るだけ細く、高さもできるだけ理想的にと考え直せるとは思います。

ハイドロキシアパタイト(人工骨)はレントゲンではどのように写りますか

プロテーゼには抵抗があり、自分の体の一部、または一部になるものを用いたいと思っています。
ある美容整形外科クリニックで、ハイドロキシアパタイト(人工骨)のことについて教えていただきました。しかしそれが、セラミックスが原材料とか、やや硬すぎるとか、といったような、先日酒井形成外科で教えていただいたようなことは、教えてくれませんでしたので、憤慨しております。
他に、ハイドロキシアパタイト(人工骨)について詳しそうな方が見つからないので、引き続き酒井形成外科に質問させていただきます。

A

骨に比べ、かなり薄く、顆粒状に写ります。レントゲン上ではすぐそれと判別できてしまいます。
また、CTスキャンでもしっかりその存在は分かってしまいます。

A

触った感触で分かります。しかもやや鈍的な感触です。ただし、一般の人がたとえ触れても、普通の鼻と感じる程度です。

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)は、かなり古くから利用されています。少なくとも20年以上の歴史があります。
ただし、鼻への利用はせいぜい10年程度でしょうか。とりあえず、10年では後遺症については聞いたことがありません。いかなる治療もそうですが、長いスパンでは不測の事態は起こりうる可能性はありえます。

A

ハイドロキシアパタイト(人工骨)は、セラミックスに細かい穴をたくさん開けることにより、この穴に骨芽細胞が成長する仕組みになっています。
穴の部分にはご自分の骨が出来上がりますが、セラミックスは完全に残存してしまいます。そのため、取り出してみると、移植した部分は組織学的に、異なった骨になっています。とくにハーバー管(骨の血管)は構成されないため、移植部位での代謝は行われないのではと考えています。
ただし、長期間経過した物については、後日、骨削りと同様の手法で小さく修正したり、削り取ってしまうことは可能です。

A

30例程度です。やはり、特別なことがない限り、プロテーゼの方が良いと感じます。
なぜなら、シリコンプロテーゼは簡単に交換ができるからです。次に、やはり、美しさが全然違います。例えば、筑波大学では、すでにハイドロキシアパタイト(人工骨)に人型コラーゲンを層状に構築する、人工骨や人工軟骨の開発に成功しており、犬への移植まで実験が成功しているようです。
しかし、これが人工組織として、正式に厚生労働省から認められ、製品化されるには、この国の常識からすると10年はかかりますが、いずれは製品が誕生するでしょう。
とすると、仮に今はシリコンプロテーゼを入れておいて、10年後くらいに良いものが出たら、交換するということが良いような気がします。これが、ハイドロキシアパタイト(人工骨)ですと、このようなことは不可能です。医学は日進月歩であることも忘れてはいけません。

鼻尖軟骨形成

皮膚が厚いと鼻尖修正をしてもこれ以上変化させることはできないのでしょうか

ある美容外科クリニックでダンゴ鼻の修正をしました。プロテーゼを入れないで鼻尖修正だけやるのは、あまり大きな変化は望めないとお聞きしていました。しかし、私は大きな変化を望んでいなかったので、カウンセリングでの先生の、「キツキツに(軟骨と軟骨を)糸で結んでも1〜3mm程度の変化しか望めませんが」という説明に納得し、手術を受けました。
ところが、腫れも治まった今見ても、1〜3mmどころか、全く前の鼻と変わっていないのです。これでは高いお金を出して手術をやっていただいた意味がありません。
その美容外科クリニックにそのことを申しましたら、「まだ腫れが治まっていないのだと思います」と言われました。
案の定のお答えでしたが、明らかに鼻の形は変わっていません。

A

日本人の女性では、まず、鼻翼軟骨は殆ど無いといってよいくらい少量です。そのため、左右の軟骨を結び合わせても殆ど効果が無いことが多いのです。
もし、軟骨形成をして鼻尖を尖らすとしたら、かなり軟骨を剥がすか、むしろ切除してしまって、新たに軟骨を移植することが常識です。
さらに、日本人の鼻の皮膚は白人と比べてかなり厚いので、かりに鼻翼軟骨をうまく尖らせてもうまく表現されないことも多いのです。
私は、このような事から、鼻尖を尖らせるなら、最初から軟骨移植をお勧めします。
酒井形成外科にカウンセリングに来院いただければ、数点の症例写真から、詳しくお話ししましょう。かなりご理解いただけると思います。

鼻尖の軟骨を縛る場合、糸は入れたままなのですか。また、移植した軟骨や糸はレントゲンに写るのでしょうか

A

糸は入れっぱなしです。通常いろいろな外科手術ではこれは日常茶飯事で、たとえば腸や胃袋、さらには心臓の手術でさえ、糸は入れっぱなしです。
溶解糸をつかえば大変な事に成りかねないこともあります。
また、そのための糸はそのように設計されています。

A

レントゲンには、たとえ軟線撮影でも殆どわからないと思います。現在ではインプラント(柔らかシリコン)と耳介軟骨を使う方法が、シリコンプロテーゼのフレームの美しさと安定さ、耳介軟骨の人体への優しさというダブルの効果があり、最高の手術が簡単に可能です。
耳介軟骨だけでは、後日移植された耳介軟骨の変形と形態や鼻筋の曲がりが起る可能性があります。また、シリコンプロテーゼだけでは、後日堅さと、シリコンプロテーゼが飛び出すという危険があります。
しかし、うまくこれらの利点だけを利用すれば、安全に形態的にも大変美しいものが形成可能です。
この場合に置いても、将来シリコンプロテーゼに変わる良い素材ができたとして(筑波大学ではアパタイト分子に人型コラーゲンを層状構造にした、人工骨や人工軟骨が犬への移植実験まで完成しています。いずれは人間への応用も近いかもしれません)、簡単にこういった新素材に移行もできます。もちろんこの場合にも鼻尖軟骨形成も同時に出来るのです。
単に鼻翌軟骨を糸で止めただけでは、糸がはずれた時点で元に戻ってしまいます。

鼻尖の再手術は可能ですか

A

仮に異物を入れたとしても、それを除去し例えばあなたの耳介軟骨を移植する等して、鼻尖形成は可能でしょう。
もし、異物を入れてないとしたら、鼻翼軟骨を寄せた可能性が高いのですが、同様の手術を今度はもっと芯から行うことも考えられます。

耳介軟骨を除去せずに鼻尖形成だけを受けたいのですが

A

移植軟骨を除かず、軟骨形成をすることはできません。また、日本人で鼻が低いまたは鼻尖が丸い人では鼻翼軟骨に乏しく、鼻尖軟骨形成では変化はありません。
唯一このような方で鼻先を尖らせる方法が、耳介軟骨による移植です。
ただし、耳介軟骨の使い方と土台の作り方で大きな差がでます。
酒井形成外科では、余程のことが無い限り、鼻尖形成には耳介軟骨移植で対応しています。殆どの方に良い結果が出ています。

A

耳介軟骨を取り除こうが、除くまいが、出血に差はありません。麻酔の仕方で、殆ど出血はしないはずです。先日もハンプ骨切りと側方鼻骨骨切りさらに鼻尖軟骨立て、耳介軟骨移植をしましたが、出血は殆どありませんでした。
その翌日も鼻尖軟骨移植(耳介軟骨移植)をしましたが、出血量10cc程度でした。また、術後シーネ等による患部の圧迫が出血を防止します。

鼻柱形成

「鼻柱形成」とはどういったものなのでしょうか

A

鼻柱形成とは、特に鼻翼軟骨形成の際、鼻柱まで手術が及ぶときの付加的手術です。軟骨移植、鼻柱巾縮小、鼻柱延長などがあります。
あなたの鼻を実際見てみないと、どんな手術が向いているかは何ともいえませんが、鼻が上を向いている(豚鼻)の場合は、プロテーゼで押さえ込むか、鼻翼軟骨形成が必要な場合時に、軟骨移植が必要なこともあります。

カルシウムアパタイト製剤による隆鼻術

低くてだんご鼻の鼻を、まずプチ整形をして様子を見てから、本格的な手術に望みたいと思っております。

A

いわゆるプチ整形は、ヒアルロン酸・カルシウムアパタイト製剤等の「完全に吸収される薬剤」を使って鼻を高くする方法だと思います。いわゆる鼻形成術とは、結果は異なります。
プチ整形という言葉自体、怪しい感じはしますが、一言ご注意するとしたら絶対に『スーパーヒアルロン酸』を使う美容外科クリニックを避けてください。
あなたのおっしゃる「オーダーメイド」は、恐らくきちんとした美容形成外科ではどこでも「当たり前」のことです。