目頭切開(内眼角形成)
蒙古ヒダを目立たなくさせる
内眼角形成術(目頭切開)とは
目頭切開(内眼角形成)は、生まれながらの『蒙古ひだ』が気になる方に適した美容外科の手術です
日本人に代表される蒙古系民族では、目頭にヒダ状の形態が存在することが多く、「蒙古ひだ」と呼ばれています。白人系の目つきが好みの方には気になる存在といえます。(蒙古ひだ=内眼角贅皮)
蒙古ひだを軽減させる手術のことを内眼角形成(目頭切開)といいます。
蒙古ひだがあると、涙丘といわれる独特の構造を覆い、目が細く小さく見えます。
内眼角形成術(目頭切開)は、目頭の蒙古ひだにZ型のデザインをして2つの三角形の皮弁を入れ替える手術法です。
きわめて繊細な手術ですので、マイクロサージェリー(顕微鏡下)で手術を行い、肉眼では把握できないような細い糸で傷を縫合します。
なお、蒙古ひだ(内眼角贅皮)が有る方の二重まぶたは、末広型になります。
また、蒙古ひだが無い方の二重まぶたは、平行型になります。
内眼角形成術(目頭切開)の手術の欠点と利点
内眼角形成術(目頭切開)のメリット
目頭切開(内眼角形成)のメリットは、切開式二重まぶた手術と組み合わせると、大きくパッチリした目が可能です。特に平行型ふたえ線を希望の方には、必要となる場合もあります。
内眼角形成術(目頭切開)のデメリット
目頭切開(内眼角形成)手術のデメリットは、暫く腫れや赤みが続くことと、やや傷跡が残りやすいことです。縫合には細心の注意が必要になります。
また、傷に緊張力がかからない手術法を選ぶとするとZ型形成になります。内田法や蒙古襞切除法は行わないようにします。
内眼角形成術(目頭切開)の手術時間と術後経過
内眼角形成術
(目頭切開)の手術は、デザインを含め60分くらいです。
マイクロサージェリー(顕微鏡下手術)を行ないますので、極めて丁寧な手術ができます。これにより、術後の傷跡の状態が良なります。
内眼角形成術(目頭切開)の手術後、30分程冷却してご休息を頂いた後、ご帰宅になれます。
手術の当日は、瞼が腫れますので、眼鏡か薄めのサングラスをご用意下さい。
手術日は小さなガーゼをあてテープで固定しますが、術後翌日のチェックではテープ固定のみとなります。
抜糸は、術後7日目に行います。
内眼角形成術(目頭切開)の術後経過とアフターフォロー
内眼角形成術(目頭切開)手術の傷跡は、術後2~3カ月くらいは硬く感じます。また、術後2~4カ月は、傷跡の周りが赤くなることがあります。最も傷跡の赤みが続く場所ともいえます。
内眼角形成術(目頭切開)手術後1年程度を経過すると、傷跡も綺麗になってきます。傷跡が気になる期間が長いのでその期間は、お化粧などでカモフラージュして下さい。
内眼角形成術(目頭切開)の詳細情報
施術時間 | 30分~60分程度 |
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施術後の通院 | 1週間後抜糸。1ヶ月目と3ヶ月目にデザインチェックを行います |
腫れについて | 2~3週間程度でかなり落ちつきます |
カウンセリング当日治療 | 可 |
入院の必要性 | 不要 |
麻酔 | 局所麻酔 |
洗顔・洗髪・シャワー浴 | 手術次の日から可 |
リスク(合併症・副作用 等)
- 感染
- 細菌やウイルス等による炎症。
- 血腫
- 術後、皮下や臓器からの出血が起こり、血液が貯留することです。
- 出血
- 術後やや多い量の出血を見ることです。
- 内出血
- 術後概ね起こる皮下の血液の組織への浸透で、自然に吸収されます。
- 瘢痕(創跡)
- 全ての皮膚切開創は、多少の傷痕が残ります。肌質的に目立つ人もいます。
- 肥厚性瘢痕(ケロイド)
- 傷痕の中でも、膨らみや硬さが強いものです。原因は、遺伝性のため術前には防御することができません。ただし、治療法がございます。
- 色素沈着
- 瘢痕の一つですが、色素(メラニン)の沈着が主な原因です。
- アレルギー
- 薬剤が原因のものが多いのですが、金属やテープ等でも発症することがあります。
- 予定形態との差
- なるべく患者さまの意見は取り入れるようにしますが、完全な表現は無理がある場合があります。
- 微妙な左右不対称
- 人間の体は左右不対称であるため、手術後にも左右不対称は起こりえます。
内眼角形成術(目頭切開)の手術費用
項目 | 治療内容 | 金額 (消費税込) |
---|---|---|
内眼角形成(目頭切開)(Z形成) | 440,000円 |
症例1加齢による眼瞼のたるみの修正と瞳を大きくしたい
加齢による眼瞼のたるみの修正と瞳を大きくしたいという希望の患者さまです。眉下皮膚切除と切開重瞼、たるみ取り、内眼角Z形成を施術しました。
この症例の価格
切開重瞼(二重まぶた切開法) 眉下皮膚切除 内眼角Z形成 両側 モニター 105.6万円(税込)
この症例のリスク・副作用
感染、血腫、結膜炎、角膜炎、予想外重瞼線、重瞼線の消失、瘢痕
症例2他院で一度目頭切開を受け、その傷跡が気になるのと効果が少なかった
他院で一度目頭切開を受け、その傷跡が気になるのと効果が少なかったため、もう少し目頭を広げたいとの希望があった患者さまです。内眼角形成を施しました。
この症例の価格
内眼角Z形成 切開重瞼(二重まぶた切開法) 両側 モニター 70.4万円(税込)
この症例のリスク・副作用
感染、血腫、結膜炎、角膜炎、予想外重瞼線、重瞼線の消失、瘢痕
症例3他院切開重瞼の傷跡修正とラインの修正、目を大きく見せたい
他院での切開重瞼の修正と内眼角形成をZ形成で行い、目を大きくなるように形成しました。
この症例の価格
内眼角Z形成 切開重瞼(二重まぶた切開法) 両側 モニター 70.4万円(税込)
この症例のリスク・副作用
感染、血腫、結膜炎、角膜炎、予想外重瞼線、重瞼線の消失、瘢痕
症例4目頭の蒙古ひだを小量広げ、目元を大きくすっきりしたい
目頭の蒙古ひだに対し、Z形成でこれを少し広げました。広げすぎは違和感がでるので控えめに行います。同時に重瞼をわずかに広げました。
この症例の価格
内眼角Z形成 切開重瞼(二重まぶた切開法) 両側 モニター 70.4万円(税込)
この症例のリスク・副作用
感染、血腫、結膜炎、角膜炎、予想外重瞼線、重瞼線の消失、瘢痕
症例5他院で施術した埋没が曖昧になったため比較的幅狭のしっかりした重瞼を希望
曖昧な重瞼はやや眼瞼皮膚を切除し切開法で修正しました。目を大ききくくっきりした表現にするため目頭切開を同時におこないました。
この症例の価格
内眼角Z形成 切開重瞼(二重まぶた切開法) 両側 モニター 70.4万円(税込)
この症例のリスク・副作用
感染、血腫、結膜炎、角膜炎、予想外重瞼線、重瞼線の消失、瘢痕
症例6著しい蒙古ひだの修正
著しい蒙古ひだの修正を希望されました。
多重瞼を切開重瞼で1本の重瞼に修正し、目頭(内眼角形成)はZ形成で修正しました。
この症例の価格
内眼角Z形成 切開重瞼 両側 モニター 70.4万円(税込)
この症例のリスク・副作用
感染 血腫 結膜炎 角膜炎 予想外重瞼線、重瞼線の消失、瘢痕
内眼角形成術(目頭切開) : Z形成術
内眼角形成術(目頭切開)手術のポイント
- 目頭切開 Z形成術における縫合は、極めて繊細なので手術用顕微鏡またはルーペを装着してマイクロサージェリー用機械を用いて手術をおこないます。
- 内眼角靭帯の調節により目頭の深さを変化させます。
- 控えめな修正にとどめます(大きすぎる修正は奇異な目つきになりやすくなります)。
- ふたえの末広型から平行型にするには、内眼角形成が必須事項になります。
内眼角形成術(目頭切開)のZ-形成術では、蒙古ひだの部分を小さな三角形の皮弁として展開し、それを目頭と鼻の間に移動します。
蒙古ひだが取れ目頭が広くなります。もちろん大きさは調節できます。
もし、内眼角形成術(目頭切開)のZ形成術での術後にどうしても気に入らなくなったりした場合、元に戻すことができます。